名倉右喬さんのインスタグラム写真 - (名倉右喬Instagram)「#stayhome 「自分の音楽の嗜好に影響を与えた　アルバム10選。10日連続で一日一枚投稿！」六日目はこちら。Ｕ２「Rattle and Hum」でございます。アイルランド出身の反骨と革新のバンド、Ｕ２。彼らとの出会いは 1988年公開の映画「魂の叫び（U2:Rattle and Hum）」でした。何の予備知識もなく、映画館で彼らのライブシーンやインタビューシーンを観て一発でファンになりました。この映画の同名サントラを購入し、そりゃもう死ぬほど聴きました。今でも大好きな映画であり、サントラアルバムです。このアルバムはアイルランド出身のＵ２、彼らのルーツミュージック、アメリカやイギリスのポップミュージックへの敬意や総括の旅という意味合いで、オリジナリティ溢れるＵ２の音作りがポップミュージックに傾いた、と昔からのファンや批評家からは賛否両論だったようですね。アメリカやイギリスのロックを聴きまくっていた自分にとっては、Ｕ２がビートルズやボブディランの曲を演奏したり B．Bキングと共演したりと超絶に楽しい内容でした。しかし！Ｕ２は変化していきました。続くアルバム「アクトン・ベイビー」でこれまでのサウンドをばっさり捨てて新たな世界を表現しました。「魂の叫び」でファンになった人が少なからず去っていったとのことでそれはそれで止むを得ないかな、とも思いますね。ひとは時に変化を望まないことも。そして「ZOOROPA」を経て「ＰＯＰ」というアルバムのツアーで来日。ワタクシ、観に行きました。めちゃめちゃカッコよかったっす。「魂の叫び」で提示したシンプルかつロマンティックな音作りから、「ＰＯＰ」でのデジタルで無機質、さらにはセクシーな音作り。大好きになったバンド、Ｕ２が大好きになったときとはまったく違う姿でしかももっともっとカッコよくなって現れたとき、ワタクシは思ったのです。ロックは変化するのだ、進化するのだ。ひとつの時代にこだわっていてはいかんのじゃ。そんな当たり前のことを教えてくれたのが、Ｕ２なのでした。久しぶりに大きな音で聴いていますがああ。やっぱカッコいいわ。」4月30日 9時42分