TBS NEWSのインスタグラム(tbsnews_insta) - 4月1日 14時19分

新型コロナウイルスをめぐり、
中国でいち早く原因不明の肺炎に警鐘を鳴らし、
その後、警察に処分された武漢市の医師について、
中国の国家監察委員会は「処分は不当」として
撤回するよう求めた。

湖北省武漢市の医師・李文亮さんは、
去年末に「原因不明の肺炎」に警鐘を鳴らしたが、
警察から「デマの情報を流した」として
訓戒の処分を受けた。

その後、新型コロナウイルスの感染が拡大し、
李さんも感染。今年2月に死亡した。

市民から「当局が情報を抑え込んだ」
とする批判が高まったことなどから、
中国の国家監察委員会は、経緯の調査を行っていたが、
国営の新華社通信によると、
国家監察委員会は「処分は不当」
「法執行の手続きが規範とあっていない」
とする調査結果を発表。

武漢市当局に対し、李さんの訓戒処分を撤回し、
関係者の責任を追及することを求めた。

武漢市の公安当局は
「訓戒書を撤回し、この誤りについて当事者の家族に謝罪する」とコメントしている。

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