早川茉希のインスタグラム(maki_hayakawa) - 12月11日 15時02分


今回ヨーロッパへ行った最大の目的は、
約110万人もの犠牲者を出した
アウシュビッツを訪れることでした。

この日も一瞬小雪が舞う寒い日だったけれど、
当時の真冬は-20℃になる時もあったのだそう。

絶滅収容所として使われていたビルケナウでは、
ガイドと共に大量虐殺が行われたガス室や
写真、遺品などを見て回ります。

山になった犠牲者の靴や髪の毛、
特に子ども達の写真や人体実験の話を聴くと言葉も出ず…
当時と現在の雰囲気は違えど
この場所から同じ空を見ていたのかと思うと、
やけに鮮やかな青空も
泣いているような夕焼けも
悲しい気持ちを更に重く沈めました。

ホロコーストに関する映画を5本ほど観た、と言うと
実際に収容所では、
ここで恋愛が始まり逃走を図ったカップル、
見つからないよう子どもを出産した女性など
無数の話があります、と教えてもらいました。
現地でしか聴けない事実も沢山ありました。

アウシュビッツの訪問者は、
ここ5〜6年で驚くほど増えているそうで、
ホロコーストの映画が沢山作られているのもあるかもしれないが
多くは"口コミ"ではないかとガイドさんは言っていました。
私も夫から「今までで一番衝撃を受けた場所」と聞いて
いつか行くべきだと思っていました。

来月27日で、アウシュビッツが解放されて75年。
生の声を聴くことも難しくなってきています。
過去を伏せて生活していたものの年齢を重ね、
「実は昔、アウシュビッツにいた」と語り始める生還者もいるそうです。

日本人が原爆ドームを訪れるように
ポーランド、ドイツの学校では校外学習で
必ず近隣の強制収容所を訪れていて、
遠く離れたアジア人である自分も
同じ人類の負の遺産を深く知ることは
必要なことだったと感じています。

多民族国家にいる今だからこそ、尚更そう思うのかもしれません。

#アウシュビッツ強制収容所


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2019/12/11

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