ワタナベマキのインスタグラム(maki_watanabe) - 9月14日 21時38分

明日から「伊藤環×STOCKTHEPANTRY」小さなに壺で作る糠漬け展」が始まります。

糠漬けは毎日の仕事です。
以前はとても大きなタッパーにいれて糠床を作っていました。
かき混ぜる大変さと2、3人家族では食べきれないほどのぬか漬けができてしまうこと。
置き場所を取ったり、混ぜるのが面倒になってカビさせてしまったり、
ぬか漬けはいろいろ改善が必要だなぁといつも頭の隅っこで思っていました。
そんなとき、取材で長野のお漬物やさんへ伺う機会があり、100年以上続く糠床を見せていただきました。その際、「糠床は呼吸しているから」というお話をしていただき、
その取材から戻った後、当時タッパーで漬けていた糠床を呼吸のできる陶器に移し替え、
さらに混ぜやすいように、場所をとらないように小さめの陶器の壷にいれることにしました。
糠床はたくさんの量で作る方がいろいろな菌が混ざり合って複雑な味になるのだと思うのですが、
陶器の壺で糠床を管理するようになって、びっくりするほど糠床が安定し、糠床が呼吸をするということを実感しました。
日々続けるには、今の自分の生活に合わせた糠床でもよいのではないか、ただ、呼吸をすることが大事なんだ、と。

小さな壷にしたことで、いつも目の行き届く場所におき、混ぜ忘れることなく、ちょちょっと混ぜればよい。きゅうり1本を2、3等分に切り、にんじん1/2本、かぶ1/2個、2、3人家族なら余すことのないちょうど良い量を漬けることができます。

今回、伊藤環さんにぬか漬けの小さな壷を作っていただくことになり、たくさん方に呼吸をする糠床を感じていただけましたら、と思っております。

私の糠床は自分の糠床に祖母や母からもらった糠床を足して日々自分の味を作り続けています。

山椒、昆布、干し椎茸、赤唐辛子、からし、みかんの皮、きなこなどたくさんの旨味が作った糠床も、数量限定ですが販売いたします。

伊藤環さんの器は、壺以外にも数種類販売予定です。
壺につきましては、数量限定となります。
明日、11時〜。
ぜひ、お立ち寄りください。

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• kanakana70