若林正恭 著書「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」さんのインスタグラム写真 - (若林正恭 著書「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」Instagram)「#キャンプ #焚き火 #ゴルフ #プロレス #NFL  こないだヒルナンデスのロケでキャンプファイヤーをした時に思い出した話がある。 フューチャリストの尾原和啓さんに聞いた話なのだが、 焚き火をすると人は自己開示しやすくなるという話で、 面と向かい合うより‘一緒に見つめるものがある方が自己開示しやすいの法則’とおっしゃっていて膝を打った。 俺は対面で座って話す飲みの席があまり得意ではない。 面と向かい合うと、それこそ面接のように硬くなってしまう。 それで、ヒルナンデスのロケでキャンプファイヤーをした時、 確かに火を見つめていると人と話しやすくなるなと実感した。 焚き火そのものへの作業もあるし、 火そのものを長時間見ていても全然飽きないので間が持つ。 コミュニケーション能力が高い方ではない自分にとって、 キャンプファイヤー(焚き火)という中心点はとても助かった。  数年前のオールナイトニッポンの新年会で代官山のおしゃれな飲食店に行ったのだが、 無言の間が続き全く盛り上がらなかったことがあった。 代官山がまあ似合わないメンバーで、 背伸びはするもんじゃないという話になった。 普段くだらない話ばかりしているメンバーでおしゃれな店に行って面と向かって飲んでも盛り上がるわけがない。 次の新年会では‘肉を焼く’とか‘鍋の灰汁を取る’とか何か作業があるお店にしましょうと提案した。 協議の結果、もんじゃ屋さんで新年会は行われることになった。 焚き火という中心点ならぬ、もんじゃという中心点を介したコミュニケーションは大いに盛り上がった。 10年やってる番組のチームが作業がないと間がもたないのは問題がありそうだが、まあ明るい人が少ないのだろう。 それからというもの5年ぐらい新年会はもんじゃ屋さんで開催されている。  ゴルフを始めた話をテレビでしたことがある。 それがオンエアされた後、 話したことのない先輩や全然知らないスタッフさんにゴルフのことで話しかけられることが多くなって、 こんなにも会話の機会が増えるのかと驚いた。 プレステ4を買ってからは、 それまであまり話したことのなかった若い男性共演者とゲームの話をすることもすごく増えた。 ゴルフやゲームは話題として中心点になってくれた。 ただ単にフリーで「最近どう?」と話しかけられるより自分にとっては全然話しやすかった。  私はプロレス観戦が趣味ですが、知り合いと試合を観に行く時、開場を待つ列に並んでいることをあまり苦だと思ったことがない。 列に並んでいる時にずっとプロレスの話をしているからだ。 入場してからも試合が始まるまでプロレスの話は止まらない。 試合が始まると当然盛り上がってスマホで写真を撮りまくる。 終わった後はお互いに感想を言い合いたいので行きつけの中華料理店に行く。 そこでクールダウンしたら、その後でようやくお互いの仕事の話になる。 そういう時は普段秘めてる想いも明け透けに話せたりする。 帰り道、プロレスって試合も最高だけどそれ以外にもたくさん楽しいことがあるなと感謝する。  情けない話、自分から誰かを誘うのが未だに得意ではない。 「飲みに行きませんか?」の誘い文句は俺にとってなかなかハードルが高い。 飲みに誘った以上、自分のトークで楽しませなきゃいけない気がしてしまう。 でも「ゴルフ行きませんか?」や「プロレス観に行かない?」だと中心点(目標点?)があるから誘いやすかったりする。 中心点に助けられた一点だから、 中心点になっているものには、 たとえ自分が理解できなかったとしてもリスペクトの気持ちが湧いてしまう。  若い頃は、天気の話から入る大人を鼻で笑っていた部分があった。 今は少し違う。 コミュニケーション能力の高い人というのは、 心を開くのが上手い人ではない。 話の中心点を探すのが上手い人なのだ。 自らの心はさほど開かず、 天気という凡その人間の共通点や、 その個人に対しての絶妙な中心点をチョイスして、 微妙に急所を外しながら楽しく会話ができる凄腕なのである。 おそろしい。」8月26日 12時59分 - masayasuwakabayashi

若林正恭 著書「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」のインスタグラム(masayasuwakabayashi) - 8月26日 12時59分


#キャンプ
#焚き火
#ゴルフ
#プロレス
#NFL

こないだヒルナンデスのロケでキャンプファイヤーをした時に思い出した話がある。
フューチャリストの尾原和啓さんに聞いた話なのだが、
焚き火をすると人は自己開示しやすくなるという話で、
面と向かい合うより‘一緒に見つめるものがある方が自己開示しやすいの法則’とおっしゃっていて膝を打った。
俺は対面で座って話す飲みの席があまり得意ではない。
面と向かい合うと、それこそ面接のように硬くなってしまう。
それで、ヒルナンデスのロケでキャンプファイヤーをした時、
確かに火を見つめていると人と話しやすくなるなと実感した。
焚き火そのものへの作業もあるし、
火そのものを長時間見ていても全然飽きないので間が持つ。
コミュニケーション能力が高い方ではない自分にとって、
キャンプファイヤー(焚き火)という中心点はとても助かった。

数年前のオールナイトニッポンの新年会で代官山のおしゃれな飲食店に行ったのだが、
無言の間が続き全く盛り上がらなかったことがあった。
代官山がまあ似合わないメンバーで、
背伸びはするもんじゃないという話になった。
普段くだらない話ばかりしているメンバーでおしゃれな店に行って面と向かって飲んでも盛り上がるわけがない。
次の新年会では‘肉を焼く’とか‘鍋の灰汁を取る’とか何か作業があるお店にしましょうと提案した。
協議の結果、もんじゃ屋さんで新年会は行われることになった。
焚き火という中心点ならぬ、もんじゃという中心点を介したコミュニケーションは大いに盛り上がった。
10年やってる番組のチームが作業がないと間がもたないのは問題がありそうだが、まあ明るい人が少ないのだろう。
それからというもの5年ぐらい新年会はもんじゃ屋さんで開催されている。

ゴルフを始めた話をテレビでしたことがある。
それがオンエアされた後、
話したことのない先輩や全然知らないスタッフさんにゴルフのことで話しかけられることが多くなって、
こんなにも会話の機会が増えるのかと驚いた。
プレステ4を買ってからは、
それまであまり話したことのなかった若い男性共演者とゲームの話をすることもすごく増えた。
ゴルフやゲームは話題として中心点になってくれた。
ただ単にフリーで「最近どう?」と話しかけられるより自分にとっては全然話しやすかった。

私はプロレス観戦が趣味ですが、知り合いと試合を観に行く時、開場を待つ列に並んでいることをあまり苦だと思ったことがない。
列に並んでいる時にずっとプロレスの話をしているからだ。
入場してからも試合が始まるまでプロレスの話は止まらない。
試合が始まると当然盛り上がってスマホで写真を撮りまくる。
終わった後はお互いに感想を言い合いたいので行きつけの中華料理店に行く。
そこでクールダウンしたら、その後でようやくお互いの仕事の話になる。
そういう時は普段秘めてる想いも明け透けに話せたりする。
帰り道、プロレスって試合も最高だけどそれ以外にもたくさん楽しいことがあるなと感謝する。

情けない話、自分から誰かを誘うのが未だに得意ではない。
「飲みに行きませんか?」の誘い文句は俺にとってなかなかハードルが高い。
飲みに誘った以上、自分のトークで楽しませなきゃいけない気がしてしまう。
でも「ゴルフ行きませんか?」や「プロレス観に行かない?」だと中心点(目標点?)があるから誘いやすかったりする。
中心点に助けられた一点だから、
中心点になっているものには、
たとえ自分が理解できなかったとしてもリスペクトの気持ちが湧いてしまう。

若い頃は、天気の話から入る大人を鼻で笑っていた部分があった。
今は少し違う。
コミュニケーション能力の高い人というのは、
心を開くのが上手い人ではない。
話の中心点を探すのが上手い人なのだ。
自らの心はさほど開かず、
天気という凡その人間の共通点や、
その個人に対しての絶妙な中心点をチョイスして、
微妙に急所を外しながら楽しく会話ができる凄腕なのである。
おそろしい。


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2019/8/26

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