松下萌子のインスタグラム(moecochalkartonly) - 7月9日 11時49分


そう言えば、前回[艶画]の個展時もそうだった。
終わったどころか、始まった気持ちになる。
今回、[秘花]も、そう。
ただ身体は疲れていて、
最終日の夜、泥の様に眠った。

艶画から始まった
私の世界。
チョークアートを始めて、NYに留学中に浮かんだ、官能的な絵。
これだ!って思った。
誰もが持っている、当たり前の事。
だけどみんな何故か隠している。
それを描きたいと思った。
きっとみんな覗きたくなるだろうと思った。

まず、艶画は、
春画からインスピレーションを得た。
春画は、男女共に出てくるが、
私が描いたのは女性だけの部分。
NYで多く感じた日本人である事や、
日本の文化の素晴らしさを
取り入れた。
例えば、小さな桜だったり
ブラックボードの黒、ゴールド、爪や唇だけの赤、
そして金魚。
直接的ではない、日本人らしいエロス。
想像をしてもらいたかった。
例えばアンダーショーツに引っ掛けた親指。
これから先、どうなってしまうのか、と言うことを。

それから2年半。
海外での個展や、数々のアートフェアを超えて私が描きたいと思ったのは
やはり変わらず官能的な世界で。 [秘花]は、バックグラウンド等
取り敢えず置いておいて
今の私が描きたいものを描いた。
虹色の蕩ける花、堕ちていく液体、
完熟の丸いフルーツ…

照明、装飾も拘った。
去年の夏、初めて踏み込んだアムステルダムで見た飾り窓。
ピンクと赤の照明の中に
着飾ったランジェリーの売春婦。
今回のライトは、そこからインスピレーションを得た。
怪しくも美しい、女性が1番綺麗に見える光。

そして透けるカーテン。
天井には薄紫のスモークツリー。
私の絵達に施した
ラインストーンやラメはカーテン越しに
より一層輝き、スモークツリーは、妖しい影を作った。

Girl’s secret
一瞬の美しさをどう生きるか。
やがては枯れて散ってしまう、この美しさを。

私が[艶画][秘花]共に描く金魚は、
今までも多く描いてきた。
最初は、遊女に似ているから、とか
赤いおべべを着て、限られた場所の中で
人の手にかけられないと生きていけない、とか
そんな理由だった。
だけど、ふと気付いた。
幼い時から芸能界で仕事をしてきた
私に似ている。

そしてその金魚は、
ガラスの中に閉じ込められた
小さな世界から見る青い空に
いつか外の世界に出る事を夢見たのだ。

私のストーリーは
始まったばかり。

私は永遠がない事を知っている。
スポットライトを浴びれば浴びる程
伸びる影。その両方を描く。
刹那の美しさを売りにする
女の強さ、儚さ、脆さ、愚かさを。
そしてその素晴らしさを。

そんなものを封じ込めた
私のアートを見てもらえたらと思う。

2019
7.7
個展[秘花]を終えて。

https://youtu.be/lar-GDu_LdA

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