nostos booksのインスタグラム(nostosbooks) - 6月25日 13時02分
「西欧近代からすれば奇妙なアマルガムでしかなかった」という文章に猛烈に惹きつけられるこの図録。明治維新以降に起こった、日本における芸術文化の大きな大きなうねりを俯瞰できます。大変に面白い。
この展示の舞台になる時代は1910〜1920年代。日本の表現主義が単純に西欧概念を模倣・移植したものでなく、固有の必然による開花であるという趣旨で開催されたもの。影響と呼応を繰り返しながら独自の展開・発展を遂げていく流れをわかりやすく、なおかつ熱く解説してくれます。
個人的な胸熱ポイントは、日本の表現主義は当時の日本における社会情況と構造による現象である、という部分。なるほど、確かに当時の情況が理解できると各所で起こる宣言や宣誓がどのような意味を持つのかがうっすらと見えてくる。
洋画、日本画、版画、彫刻、工芸、建築、デザイン、写真、舞台美術など、ジャンルを越えて、来たる新たな時代にふさわしい表現を求めた作家たちの活動の数々。わたくし感動してワナワナしました。
先人たちの「躍動する魂のきらめき」をぜひこの図録にて味わっていただきたい。(中野)
『躍動する魂のきらめき』の詳細はプロフィールリンクからご覧ください。>> @nostos books
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2019/6/25