奥浜レイラさんのインスタグラム写真 - (奥浜レイラInstagram)「映画『初恋〜お父さん、チビがいなくなりました』は50年連れ添った夫婦と黒猫のチビが迎える人生の局面を、あたたかくて優しいまなざしで描いた作品。(原作は西炯子さんです) 「和むわ〜」だけで終わらない、パートナーや家族との関係において大切なこと、小さなことを見過ごさない、見過ごさせない想いの強さも感じます。コミュニケーション不足による妻の孤独を「思い過ごし」や「だいたいの夫婦は50年も経てばこんな風になる、当たり前だ」などとあしらわず、笑わず、徹底的に寄り添ってくれる姿勢が心地よかったですし、不器用で言葉足らずないわゆる"昭和の男"な夫も悪者にするのではなく、お互いの思惑を丁寧にみせてくれたことが、私がこの映画を好きになった理由のひとつ。それでいてシリアスになりすぎず、全体の雰囲気はチャーミングで微笑ましい。黒猫のチビも(本名りんご)のびのびと自然体で、きっと撮影中もみんなに可愛がられていたんだろうな。舞台挨拶で、藤竜也さんが「結婚して子どもが生まれると、親子の関係は何をしようと切れない。でも、夫婦は50年連れ添っても紙1枚で赤の他人になれる。考えるとゾッとして、堅固なようでいてもぜい弱だな、油断しちゃいかんと思った」とおっしゃっていた。ほんとだな、お互いの努力がなければ夫婦はあっという間に他人になれてしまう。それを時々思い出して、背筋を伸ばしている。お茶目なことをふと真面目な顔でおっしゃる倍賞さん、クールにみえて人情味あふれるかっこいい藤さん、その隣でコロコロと笑う市川さん、兄弟役の小市さん、西田さん、それから小林監督の包容力にすっかり甘えておりました。映画はただいま公開中。私くらいの世代の方にも、他人事と思わず楽しんでいただけるお話だと思いますよー！ #初恋お父さんチビがいなくなりました」5月17日 13時38分