三宅洋平のインスタグラム(miyake_yohei) - 4月26日 08時23分

昨日、2daysのスタジオワークを終え、信州の広々とした空と山々を堪能しながら、帰路についた。さて、出てきたものをちゃんとまとめながら、どのアイデアも無駄にしないように、考えていくゾ。

近ごろ、ふと氣づいたのは、これまで歌にした事は、だいぶ現実になってきた、という事。世界は音から始まり、言霊から始まる。歌で描いた世界、音に込めた想いは、5年、10年を経て振り返ると、ことごとく現実になってる。と、感じてワクワクする。歌っていると、その世界やその想いが、現実の世界を形作っていく。歌とは究極の祈りなんだな。

経済がどうという事より、金融資本文明そのものが2035年頃を境に終焉するという予測がある。膨らみ続けるバーチャル経済と実体経済の乖離が進み、テクノロジーを神とする新しい宗教がシンギュラリティ(技術特異点)を迎えてAIが人智を超え、我々が今、紙幣とか通貨とか呼んでいるものへの信頼や価値がまるで変化する。自由主義、資本主義、民主主義、共産主義、キリスト教、イスラム教、仏教、あらゆる宗教とプロパガンダが、この3000年期の果てには生き残らないかもしれない。ナノテクノロジーや生物工学の極みで、金持ちは400歳くらいまで生きるようになるとも予測されている。地球環境は壊滅的に破壊され、その不毛の大地に培養肉やクローン野菜の製造施設が立ち並ぶ世界になるかもしれない(もうだいぶ近い現状ではある)。それとも奇跡の森が種の多様性を残し自然増殖して、減退した人間文明を覆い尽くすかもしれない(しかし日本の原生林はもはや2%を切っている)。カオスか、秩序か、終焉か、序の口か、ユートピアか、ディストピアか。そのパラダイムシフトを、いかにソフトランディングさせるかも僕らの世代の１つの仕事。少なくとも我々は「人間至上主義」から卒業する定めにある事だけは、確かなようだ。

僕らは今、新しい世界を作っている。
僕らは今、新しい歌を作っている。

#犬式 はどこまでもマイペースに、どこまでも加速し、思いもよらないスケールで旅をしていくことになる。

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