佐藤奈々子のインスタグラム(nanacosato) - 4月25日 23時19分
上野に来ると、なつかしい東京文化会館がいつもはじめに迎えてくれる。
子どもの頃、バレエを習っていた。そしてすばらしいバレエを観に連れて行ってもらったのは、いつもここだった。
マヤ・プリセツカヤの“ 瀕死の白鳥”を見たのもここだった。
子どもの時に、目の前のマヤ・プリセツカヤを見て、この人は人間ではなく白鳥なんだと想った。夢のようだった。それ以来ずっとずっと、私の中にあの時に見たマヤ・プリセツカヤの瀕死の白鳥がいる。
そして、昨日クリムトを観に行ったときに、東京文化会館の前にニジンスキーの写真が飾られていた。
“薔薇の精”と“ 牧神の午後”。 バレエの妖精がいた。
この場所で、この写真をみながら、
バレエの先生が教えてくれたことを思いだした。まだ小学生の私に、
「指先から伸びている見えない赤い糸は、あなたの愛する人とつながっているのです。その見えない赤い糸を感じて手を動かしなさい。」と教えてくれた先生。オードリー ・ヘップバーンのようにエレガントで美しい人だった。
追憶のひととき、そしてクリムトへ。恍惚のJudith、そして
天使のようなHelene、夢のように美しかったです。
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2019/4/25