玉城ちはるのインスタグラム(chiharu_tamaki) - 3月19日 14時12分


【 南京郵電大学での講演、歓迎会 その前に訪れた 南京大虐殺記念館を訪れての感想 vol1 】

14日は南京空港に17時半に到着しました。飛行機には全く日本人がおらず、中国語でしか話かけられず飛行機の機内で早くも挫折と、これから無事に帰れるか死ぬほど不安になりました。
南京にはほとんど日本人は居ないと聞いているけれど本当に大丈夫なのか?と思いました笑

今回は 南京郵電大学日本語学科の小椋先生のおかげで伺う事ができましたた。

その日は先生方と翌日の講演の打ち合わせを兼ねてお食事をして終わりました。
翌朝、15日は私がどうしても行きたいとお願いをして今回のハードスケジュールの中に組み込んで頂いたのが南京大虐殺記念館への見学でした。(この場所は生徒さんとは行かず小椋先生とだけ)

中国全土から見学に来られているようで記念館の中もすごい人で、修学旅行生も多くいました。

その9割が中国人なのではないかと感じました。入る前に小椋先生からは(ここはある意味では愛国心を勉強するところでもあります。)と聞きました。 その言葉通り、1937年何があったのかという事が克明に記されている記念館でした。(その是非については諸説ありますが私は見てきたことを記させてください)

日本軍が侵攻、、野蛮にも、、日本軍は民間人を、
、虐殺、、強奪、強姦、、、 そんな言葉が沢山並んでおり、最初見学を始めた時は中国人やその他修学旅行の中国人学生に日本人だと気付かれたらどうしよう
なんて事さえ感じて少しドキドキしながら見ました。

ですが、次第に私の中でハッキリとした感情が芽生え、それは最後に 日本軍に強姦されそれでも生き残った生存者 李さんの言葉で明確になりました。
それはこの言葉です。 【歴史をしっかり明記しなければならないが 恨みは記憶すべきではない】

最初でこそ、「ここはやはり反日教育の記念館なのかな?」と感じましたが至る所に
「私達は平和を願っている」という事も書かれていました。

私が何を確信したかというと 私の中で広島の平和祈念資料館は、けっして「私達は被害者だ」と嘆いている場所ではないと思っているのですが、それにとても似ている。
「広島の人がここを訪れたらもしかして日中の関係にまた新しいカタチを生み出せるのではないか?」そんな気持ちでした。

私が子供の頃から学び願ってきたことは戦争の悲惨さと二度と繰り返さないため、平和の継続のために私達はどうするべきなのか

何を学び何を感じ、何を伝えて何をすべきなのか

それを私自身も行動に移してきたつもりです。

私は恨みの記憶や悲惨さだけを伝えたいのではなく私は 平和の継続と平和文化の構築をしたい

その事になります。

実際偶然の出来事でしたが
帰りの飛行機で隣の席が日本人の東大生でした。
彼は1週間、南京大学の学生と地元の方々に色々インタビューするフィールドワークをしたと話してくれました
その中には日本が大好きだという方も多くいたけれど中には
お父さんを日本人に殺されたんだ、とても嫌いだと、嫌悪をあらわにされ、語ったお爺ちゃんもいて、その時はなんと答えたらいいのか迷ったと話してくれました。

きっと、日本にも色々あるようにいくら恨みの記憶を残さないと言ってもわすれらない
そんな事はきっとあると思います、だからこそ
記念館に生存者の方があの言葉を残してくれたことにとても ありがたい気持ちになりました。

私自身、この場所を訪れたこと、人生初めての中国本土が南京だったことは本当に良かったと運命だったと感じる一方、私がこれから南京郵電大学でお話する

いつも日本で話している 「命の参観日」の内容でもある多文化共生についてどこまで誤解なく聞いてもらえ、共感してもらえるだろうか?
どんな話をしたらいいだろうか?と少しだけ不安になった自分がいました。

でもそんな私の不安は完全に吹き飛ばされるほどの歓迎ぶりで、中国では誰も私なんて知らないはずなのに歓迎会まで開いてくれ3週間もかけて準備をしてくれた歓迎会を40分近くに渡って開いてくれるのでした。
それはまた次のお話で。

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2019/3/19

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