奥浜レイラのインスタグラム(laylaokuhama) - 3月10日 00時08分


ソフィ・カル 『限局性激痛』は彼女自身の失恋体験による痛みと、その治癒の過程を写真と文章で作品にしたもの。

自分にも覚えのあるあの日の激痛をひっぱり出して撫でるような体験であったし、なかなか治癒しない他人の傷口をいたわるような果てしない旅でもありました。
つらい体験を人に話していくうちに、細かいディテールを端折って記憶までショートしていく感覚。
痛みを忘れていくor忘れようとする過程がとてもリアルに感じられた。そうそう、こうでもしないとやっていられないんだよね。
ビヨンセのアルバム『レモネード』の人を許していく過程とも重なる感覚があった。
どんな痛みもありふれていないし、きっと本当の意味で消えることはないのだと、2段階目の刺繍による展示を見ながら。
喪失の体験を記した刺繍が、切り傷が落ち着いた後の一生消えない膨らみにも見えた。

ところで、原美術館の中庭はやっぱり気持ちがいい。お茶を、と思いながらついワイン。ここが閉館なんてもったいない!
#ソフィカル #sophiecalle #限局性激痛 #exquisitepain #原美術館


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2019/3/10

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