DJ MEGURUのインスタグラム(meguru_3starspro) - 2月22日 12時46分

二つの祖国ようやく読破…。 太平洋戦争が勃発し、もともと日本に生まれて開戦時アメリカで暮らしていた人や、そんな移民の子としてアメリカで生まれた所謂日系二世と呼ばれる日本人の苦悩を描いた山崎豊子さんの名作。

久しぶりの小説にして、単行本でこの厚み×三冊はあまり読むのが早くない僕にとっては相当なボリュームでしたが本当に読み応えある三冊となりました。

アメリカと日本と言う二つ国籍、二つの祖国を持つ者が太平洋戦争を通してどんな苦しみを味わったのか。

自分がアメリカに留学をしていて疑問だったことの1つに、中国や韓国の二世と言われる人に比べると、日本人の二世は得てして母国語が得意でないケースを多々見ました。その理由もこの本を読んでなんとなくわかる気がしました。

本来祖国と言うのは踏み絵をさせて無理矢理忠誠心を誓わせるものではなく、自分たちのご先祖様や文化に尊さを持って敬う事だと思います。ですがこの本に描かれているのは全く間逆の事実に戸惑いを隠せませんでした。そして戦争とはいかに酷いものかということをまた別の角度で知りうる作品になりました。

自衛権の行使と言う部分においては単に武力反対ではなく世界情勢がこれだけ目まぐるしく動く中僕なりに持論もありますが、簡単に槍は槍を持って制するという答えには行き着きません。

平成最後の2019年は戦後を生きる日本人にとっても歴史的に大切な一年となるのではないかと思います。少なくとも未来から振り返ったときに、今生きているこのタイムラインはとても重要なものだと僕自身は感じています。

僕の爺ちゃんは戦争を現地に赴いて経験している最後の世代。爺ちゃんともっと一緒に酒を酌み交わし、都合の良いことばかりではなく事実から目を背けずに大切なことをちゃんと後世に伝えていきたいと思います。

#二つの祖国 #山崎豊子 #太平洋戦争 #戦後を生きる #こういう投稿って本当イイネつかないんだよなぁ笑 #それでも別にイイネ

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