清水文太のインスタグラム(bunta.r) - 1月13日 18時54分
僕は恥ずかしいと思われる大人にはなりたくない。
そんなことを考えさせられる人達がいた。
利用して。いいふりして。
時として尻尾を振り、動物のように威嚇をし、身を守る。
そんな人達に久し振りに接したが、そんな奴らだけの世の中じゃない。
昨日、スタイリストの友人と僕の家で飲んだ。
サシ飲みだ。
というのも、来ると言っていた知人が皆、来なかったからだ。
日光旅行から帰ってきた彼女は「今月は暇なんだよね」と見た目の美味しさだけで選んだ、ジャムが発酵したような不思議な味をした苺ワインと、横浜から買ってきたという小籠包を取り分けて食してた。
二人きりのその空間はまるで電車を乗り過ごしてしまった後の待ち時間のようだった。
「この後誰も来ないから下北沢に行こう」お声をかけた。
三軒茶屋駅に降車して、そこから歩いて、1/20に辞める友人に声をかけるため古着屋に向かった。他愛のない話をした。
さっき話した、ひどい大人たちとのやりとりを見ながら。
でも、ここからが面白かった。ゲームセンターに行ったことがないという彼女とUFOキャッチャーをする。
1000円で二つのぬいぐるみを掴み獲った彼女の顔は上京したての少女のような、若々しい顔をしていた。
その合間に来ていた、大人たちのやりとりのメールを忘れるような、素晴らしい瞬間だった。僕は笑顔になった。
その後、帰宅をし再び彼女と飲んでいると、生の話になった。
彼女は言ったんだ。「文ちゃんは、すごいよ。言いたいことを言って、間違っていることを間違っているといえることって。大人になると、そういうの、忘れちゃうのよね」って。
僕は少しだけ寂しい気分になった。冬の木に巻かれていたイルミネーションが剥がされるところを見るような、そんな感覚だった。
でも、その後彼女はすぐに付け足した「でも、大人になって、醜い奴らを見る時間が減ったの。いや、なくなったの。それは、生きていく上でもっと楽しいこととか、生きてるだけで素晴らしいって思えるようになったから。そんな、深く考えなくていい時もあるのよ、文ちゃん。なんかあったときは、なんかあったときだから。どうせ死ぬのよ。」
実は体調を崩し、死を意識していた僕には救いの言葉になった。
この世の中、汚い空気を吸って汚い心になる人たちもたくさんいるけど
汚くても、それを光合成をする植物のように、綺麗な空気にできる人間たちを僕はいっぱい知っている。そんな人が、僕の周りにはほとんどだ。
守ってくれている。皆が。仕事の人も、遊びの人も。友人も。
だから、僕は太陽になって、エネルギーのになるような存在になりたい。
もっと、気楽に過ごそっと。
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2019/1/13