ああ、子育て中にこの本があったら！そんな魂の叫びが湧き上がってきた、一田憲子さんの『面倒くさい日も、おいしく食べたい！仕事のあとのパパッとごはん』(SBクリエイティブ) ・ごはんを作るのが億劫な日は「初動のハードルを下げること」。この言葉にまず膝を打ちまくりました。仕事からクタクタになって帰ってきたとき、休んでしまってはもう立ち上がれません。キッチンに気楽に立てる工夫をしておくことで「玄関開けたら、15分でごはんに」できるんですね！そうして身体を動かしているうちに、仕事モードから料理モードに切り替わってくる。・その工夫とは、 ●何品も凝ったものを作らない、夕食敗北宣言をしてしまう ●レシピを単純化し、1行レシピにして冷蔵庫に貼っておく ●使う食材を1種類に ●調味料の黄金比率を決めておく ●鍋まかせで作る ●冷蔵庫にあるものをお皿にのせるだけナドナド。もう目からウロコがボロボロと。・一田さんは「しくみ」を変え、違う側面から新しい光を当てる、ということを教えてくれる人なのですね。しくみ＝物事の核にある本質的なメカニズム。でもともすればそれは、優等生的な思い込みや世間様に顔向けできなきゃ、といった要らぬ想念で凝り固まり、自分を追い詰めてきます。・それを一度解体し、自分を中心に据えたラクな方法に作り替えていく。すると忘れていた幸福感を取り戻すことができる。この本から立ち上る美味しそうな料理の香りが、それを証明しています。・ 80点の料理は、一田さんが日々ご自身とパートナーのために作られているものだけあって、堂にいったレシピばかり。ピカっと光るポイントの言葉に付箋を貼っていたら、ほぼ全ページになってしまいました。ので、どうぞお手に取り、あなただけの付箋を貼ってね。・美味しいごはんを手早く疲れず作るコツ中のコツは自分を許すこと。料理本の形を借りて語られるのは、暖かくて切ない、生きる哲学でした。 #一田憲子 #面倒くさい日もおいしく食べたい！ #sbクリエイティブ #外の音内の香

mitsuno.momoさん(@mitsuno.momo)が投稿した動画 - 2019/01/09 11:37:47