小川真司のインスタグラム(maguromaru34) - 12月29日 23時29分

泣ける。保坂和志「ハレルヤ」、年末に今年一番感動した小説を読んだ。
これは猫と暮らした人には堪らないでしょう。小津安二郎の「秋刀魚の味」に言及する件があるが、この短編で泣くのは、小津の映画で泣くのに近い。動物を飼ったことがない人はピンとこないかもしれない。
「この幸福な日々は、花ちゃんがかぐや姫のように月に旅立った日に終わったのではなく、そのあとにまで広がっている、そのことに私は歓びと感謝を感じています」
このあとがきの一文にも泣いた。

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