莉奈のインスタグラム(rinascollage) - 12月26日 01時26分

そしてそして今日の夜はね、山下澄人さんのお芝居稽古に参加させていただきました。

わたしにとっては、クリスマスミラクル話なのですが…
ちょっと長いけどいいですか？


実は初めて山下さんの創るお芝居を観たのは地元札幌の劇場で。子供の頃の私はその時観た劇に大衝撃を受けて(ちなみに私が観たのはFICTIONの『「はえ」と云ふ名の店』という作品で、なんと先日まで共演させていただいていた市川しんぺーさんも出演されていて、それを子供の頃に札幌で観ていたというのも不思議なのですがとにかく)、その後中学生ぐらいの時に札幌で山下さんの演劇ワークショップに参加させていただいたんです。
演技だけじゃなくて、台詞の書き方というか、ゼロから劇を創るその全てをやる本当に画期的なワークショップで。学校が大嫌いで毎日悶々と過ごしていた私にとってはその時間が天国で、私の中ではもう、原点のひとつなのね？

ただもちろんその頃はラインとかSNSとか、私は何も持っていなかったので、大人になった私はまた山下さんとお話がしたいなー、お会いしたいなーとずっとずっと願っていて。

そんな中、ひとつめの奇跡が起きたのは、山下さんが芥川賞を受賞された時に王様のブランチで取材をさせていただいた時の回に私もスタジオ出演させてもらったのをきっかけに(私は取材ではなく、スタジオだったのでその時にお会いはできなかったのですが、その事をツイートしたら)またツイッターでお話する事が出来て、もうそれだけで、10年ぶりくらいにまた繋がれた事に感無量だったのですが…


そこから更に二年経ち、なんと先日ばったり再会をしたんです。それも、こんな所で！？というか、色々と最近私が直感的に引っ越したり、その日もどのルートで行動するか悩んで、いやこっちだ！って思った方向に行ってなければ絶対にお会い出来なかったから、とにかく奇跡のようで、しかも数日後にワークショップみたいなのをやるよと案内をしてくださったんです。


それで、今日。
見学だけの予定が、莉奈もやってみなよと少しだけ皆さんの前で心さらけ出して、いや、"心をさらけ出す"とかいうつもりもなかったけどそもそもそこに到達する前にもう私の心はむしろお見通しだったみたいで、こうやって長々とこの日までの経緯を説明するように、私はなんでも事細かに説明したがりなのですが、そうでもしないと何も伝わらないと思ってしまっているらしいそんな所から、いとも簡単にメッキをぺろーんと剥がされて帰ってきてました。私という存在の矛盾を一発で、あの場所で当てられて、それが色んな意味で嬉しいのと悔しいのと不思議な感情に何故かむず痒くて笑ってしまう感じ。

今日はなんだか、東京にいると思えない空間にいました。それがデジャヴのような、何かが一周回って今ここにまた来れたみたいな、そんな不思議な不思議な気持ちでいっぱいにさせられました。紆余曲折しながらも自分の道を信じてひたすら歩いていたらこういう素敵なプレゼントが落ちてくるんだなと思えた、私の中で、歴史的なクリスマスでした。

今年の終わりにこんな嬉しい再会をさせてくれた宇宙、ありがとう。
そして文字数の制限がないインスタと、ここまで読んでくれたあなたにもありがとう♡笑

奇跡って起きるんだなー。

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• yamashitasumito