・ 柔道家 #原沢久喜 「辞令。世界一の柔道家を命ずる」 柔道馬鹿でいい。 馬鹿にしか立てない頂がある。 ヒーローは思わぬ所に現れるもの。 たとえば町のスーパー銭湯。 そこに現れた身長191センチ、体重122キロの男。 柔道家、原沢久喜。 #リオオリンピック では100kg超級で 銀メダルを獲得した原沢。 何気なく現在の生活について質問したところ耳を疑った。 「収入がなくて今は貯金で生活しています」 所属していた #日本中央競馬会 を辞め、 無職、無収入になったのだという。 社会人の柔道選手は例外なく企業に就職し、 所属選手として競技を続けている。 そうしなければ給料も得られないし引退後の生活もあるからだ。 しかも原沢は将来安泰の日本中央競馬会の 正社員でボーナスも有給休暇もあった。 だが...全て捨てた。 前代未聞、史上初と言っていい無職の金メダル候補。 馬鹿が付くほど正直でクソが付くほど真面目。 そのうえ頑固でもある柔道馬鹿。 そんな原沢の生活についていくと、 まずは庶民派スーパーでの買い物。 食費を節約するため自炊をしている。 これまでは会社の寮に暮らし、 食事も作ってもらっていた。 自炊をするのは初体験でまだ慣れない。 本人は寄せ鍋のつもりで作っていたが、 完成したのはとても微妙な鍋だった。 自称寄せ鍋。 隠し味やコツなんてものはない。 美食や贅沢には全く興味がない。 心の大半で柔道を思う「柔道馬鹿」だ。 三人兄弟の長男として生まれ6歳から柔道を始めた。 格闘技には不向きな子供だったかもしれない。 通知表には「他と争うことを好まず 誰とでも穏やかに接する」と書かれていたそう。 母に勧められなんとなく始めた柔道。 心優しい原沢少年には才能が眠っていた。 高校時代、山口県代表として参加した大会で スカウトされ、名門 #日本大学 柔道部へ。 そして大学3年、眠る才能はついに目覚める。 強豪集う #柔道グランドスラム東京 で銅メダル。 覚醒を呼んだのはやり抜く力だった。 決めた以上の練習をする日々。 得意の内股も、そうして磨いた。 気がつけば37連勝、国際大会7連続優勝。 その道はリオオリンピックでの銀メダルに続いていた。 しかし、長所と短所は紙一重。 魔の手は近づいていた。噛み合わなくなった心と体。 得意の内股は研究され尽くされ、 何度も何度も畳に沈んだ。 2017年全日本選手権、三回戦。 放った内股は無残につぶされた。 そのまま寝技に持ち込まれると締め落とされ、 屈辱の失神。 5ヵ月後、実績を買われて出場した世界選手権では 世界ランク53位の格下に初戦敗退。 オリンピック銀メダリストに一体何が起きていたのか? トレーナーの津崎さんに聞いた。 原沢が陥っていたのは 「オーバートレーニング症候群」だった。 ここで原沢はこれまでしなかった問い掛けを 自分にぶつける。 『俺は柔道を好きなんだろうか?』 答えは出た。 俺は自分のために柔道がしたい。 好きな道だから究めたい。 究めたいから甘えない。 そうして原沢は無職になることを決めた。 そして迎えた今年の全日本選手権。 決勝へと勝ち進んだ原沢。 去年、屈辱の失神負けを喫した大会。 ここで勝ってこそ復活と言える。 決勝は稀に見る激闘に… 勝負の行方は… 原沢久喜、涙の優勝。 仕事を手放し背水の陣で臨んだ柔道馬鹿が その手に王座をつかんだ。 後日、インタビューに訪れた原沢の自宅で 一通の辞令を見つけた。 それは今年の4月まで勤め、 わがままで退職した会社の人事部からのものだった。 「辞令。世界一の柔道家を命ずる。」 柔道着とトレーニングウエアを交互に着る日々。 仕事を辞めてスーツを脱ぎ捨てた男は 東京オリンピックで悲願の金メダルを目指す。 柔道馬鹿でいい。 馬鹿にしか立てない頂がある。 Photo:Itaru Chiba #テレビ東京 #SPORTSウォッチャー #ヒューマンウォッチャー #柔道 #最高の辞令

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テレビ東京「柔道」のインスタグラム(tvtokyo_judo) - 12月8日 21時51分



柔道家 #原沢久喜 「辞令。世界一の柔道家を命ずる」
柔道馬鹿でいい。
馬鹿にしか立てない頂がある。

ヒーローは思わぬ所に現れるもの。
たとえば町のスーパー銭湯。
そこに現れた身長191センチ、体重122キロの男。
柔道家、原沢久喜。

#リオオリンピック では100kg超級で
銀メダルを獲得した原沢。
何気なく現在の生活について質問したところ耳を疑った。 「収入がなくて今は貯金で生活しています」

所属していた #日本中央競馬会 を辞め、
無職、無収入になったのだという。
社会人の柔道選手は例外なく企業に就職し、
所属選手として競技を続けている。
そうしなければ給料も得られないし引退後の生活もあるからだ。
しかも原沢は将来安泰の日本中央競馬会の
正社員でボーナスも有給休暇もあった。

だが...全て捨てた。

前代未聞、史上初と言っていい無職の金メダル候補。
馬鹿が付くほど正直でクソが付くほど真面目。
そのうえ頑固でもある柔道馬鹿。

そんな原沢の生活についていくと、
まずは庶民派スーパーでの買い物。
食費を節約するため自炊をしている。
これまでは会社の寮に暮らし、
食事も作ってもらっていた。
自炊をするのは初体験でまだ慣れない。

本人は寄せ鍋のつもりで作っていたが、
完成したのはとても微妙な鍋だった。
自称寄せ鍋。
隠し味やコツなんてものはない。

美食や贅沢には全く興味がない。
心の大半で柔道を思う「柔道馬鹿」だ。

三人兄弟の長男として生まれ6歳から柔道を始めた。
格闘技には不向きな子供だったかもしれない。
通知表には「他と争うことを好まず
誰とでも穏やかに接する」と書かれていたそう。

母に勧められなんとなく始めた柔道。
心優しい原沢少年には才能が眠っていた。
高校時代、山口県代表として参加した大会で
スカウトされ、名門 #日本大学 柔道部へ。
そして大学3年、眠る才能はついに目覚める。

強豪集う #柔道グランドスラム東京 で銅メダル。
覚醒を呼んだのはやり抜く力だった。
決めた以上の練習をする日々。
得意の内股も、そうして磨いた。

気がつけば37連勝、国際大会7連続優勝。
その道はリオオリンピックでの銀メダルに続いていた。

しかし、長所と短所は紙一重。
魔の手は近づいていた。噛み合わなくなった心と体。

得意の内股は研究され尽くされ、
何度も何度も畳に沈んだ。
2017年全日本選手権、三回戦。
放った内股は無残につぶされた。
そのまま寝技に持ち込まれると締め落とされ、
屈辱の失神。

5ヵ月後、実績を買われて出場した世界選手権では
世界ランク53位の格下に初戦敗退。
オリンピック銀メダリストに一体何が起きていたのか?

トレーナーの津崎さんに聞いた。
原沢が陥っていたのは
「オーバートレーニング症候群」だった。

ここで原沢はこれまでしなかった問い掛けを
自分にぶつける。 『俺は柔道を好きなんだろうか?』 答えは出た。
俺は自分のために柔道がしたい。
好きな道だから究めたい。
究めたいから甘えない。
そうして原沢は無職になることを決めた。

そして迎えた今年の全日本選手権。
決勝へと勝ち進んだ原沢。
去年、屈辱の失神負けを喫した大会。
ここで勝ってこそ復活と言える。

決勝は稀に見る激闘に…

勝負の行方は…

原沢久喜、涙の優勝。

仕事を手放し背水の陣で臨んだ柔道馬鹿が
その手に王座をつかんだ。

後日、インタビューに訪れた原沢の自宅で
一通の辞令を見つけた。

それは今年の4月まで勤め、
わがままで退職した会社の人事部からのものだった。 「辞令。世界一の柔道家を命ずる。」 柔道着とトレーニングウエアを交互に着る日々。

仕事を辞めてスーツを脱ぎ捨てた男は
東京オリンピックで悲願の金メダルを目指す。

柔道馬鹿でいい。

馬鹿にしか立てない頂がある。

Photo:Itaru Chiba

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2018/12/8

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