柏木作夢のインスタグラム(samukashiwagi) - 11月23日 12時23分
幼少期
妹が日本舞踊をやっていて、家族で舞台を観に銀座へ。
むろん、ボクは全く'ニホンブヨー'に興味なんてありませんでした。
ただ、妹のことが大好きだったボクは何一つ文句を言わずに家族と銀座へ。
本番が始まるまでお父さん、お母さん、おばあちゃんと楽屋で待機。
本番が始まると、ボク1人だけが楽屋に残り、家族の帰りを待つ寂しい時間。
一緒に行けばいいのに行かないボクが悪い。
そして本番も終わり、家族の帰ってくる足音がした。
しかし、その足音で余計に寂しさを我慢できなくなり…
家族の元へ駆け出したボク。
靴紐の結べない少年サムは左足のほどけた靴紐を右足で踏んだまま左足からダッシュ。
経験したことのない激痛とともに螺旋階段を転がり落ちたまま、'ニホンブヨー'を一瞬でも観ることなく、「右腕骨折」にてハイソな初銀座は幕引きとなった。
あと1分、いや30秒も待てば家族は自分の元へ帰ってきたはずなのに…。
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その2年後…
家族で恒例のキャンプへ。
「お父さんが焼いた肉や野菜をみんなの元へ配りなさい」とお母さん。
「お母さんが注いだ飲み物をみんなの元へ配りなさい」とお父さん。
言っていることがややこしくて、頭の中で解決できずに全身に痺れが起き、そのまま手元と足元が狂い、正面からダイレクトに転び、すべての物をひっくり返してバーベキューを一からやり直す結末。
もうテーブルは目の前だったのに…!! ・
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なにかが完成される瞬間に、あと一歩のところでそれを自らの手で壊してしまう快感は、その時の衝動と経験がそうさせているのかもしれません。
プラモデルでも、パズルでも完成されたものが嫌い。
完成された姿を見たくない。
不思議です。
アーメン?
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2018/11/23