ONE MEDIAのインスタグラム(onemediajp) - 10月16日 21時53分

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古い日本映画が、海外で人気なのはなぜだろうか。

ニューヨークのブルックリンにBAMという劇場がある。
3つの劇場と4スクリーンある映画館とギャラリーを兼ね備えている。
ここで公演、上映される作品は厳選されたものばかりで、
いつも世界中の注目するべきダンスカンパニーやアーティストの
公演を組んでいる。

地元の文化的な嗜好の高いアーティストやライター達も
そのセレクションには一目を置いており、
劇場に対する信頼というものも感じる程だ。

今月末にこの劇場では、
“Ghosts and Monsters: Postwar Japanese Horror”と題して、
戦後の日本の怪獣映画とホラー映画の特集上映が組まれている。
これはハロウィーン合わせた、劇場なりのアプローチなのだろう。

でも、世界の裏側で、
僕らも知らないような日本の50年60年代のホラー映画が
上映されているなんて、誰が想像できようか。

海外では、ジブリ映画やゴジラに並んで、
古い日本映画はかなり人気がある。

黒澤明監督や小津安二郎監督の特集上映などがあると、
満席でチケットは売り切れになり、
映画が終わると拍手が劇場を包むことも稀ではない。

伊丹十三監督のラーメンを題材にした映画「たんぽぽ」は
カルト的な人気を博し、ラーメン人気が広がる昨今は
誰もが話題にする映画となっている。

インターネットもない時代に、
西洋とは全く違う価値観を持っていた日本人が作った世界観は、
外から見ると、とてもユニークで新鮮であり、興味深く映るのだろう。
古い日本映画は、海外の人たちが覗きたくなる魅力を持ち続けている。

先代の日本人たちが映画に込めたロマンを
覗いてみるのも新たな発見があるかもしれない。


文：@yukid1027
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 ? reuters
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