菅原小春のインスタグラム(kokokoharu) - 10月7日 12時30分

「ラストパイ」一ヶ月半の戦いが終わりました。思い起こせば、今までやっている自分のダンスにがっかりしている頃で、理屈で踊ることに疲れていた頃に
。一年前、辻本さんに連れられ、黒田さんのお家にお邪魔して初めて会って、いい脚してるね。踊ってるの？来年にね、、、ラストパイって言う作品があるから出ない？
という出会いからでした。
何も分からないまま、はい！と返事をし、リハーサルが始まって少し後悔と、でっかい恥かしさを抱いたのを覚えています。

自分の体力や心臓や感情ではなく、作品が踊るというのは、20年間踊ってきて初めての事でした。
黒田さんのラストパイという作品が十年前から鼓動を鳴らし始め、私が出会った境地は一生の財産です。とても長くて、暗くて、怖くて、辛い夢でした。
踊っていた時の記憶は無いですが、
今も目を閉じてしまうとずっと、ラストパイが踊っています。
何かに心を委ねた捧げた、その何かは一生分からないのかもです。
でも、倒れたときに立ち上がる一生分のもう一つ、もう一人。が、ずっと一緒に居てくれるような気がします。

黒田育代さんは、やさしい鬼でした。ダンスをプレゼントしてくれました。

一緒にステージに挑んだ仲間も、ずっと私の心で踊り止まない、宝物です。

全ての環境に
私の体に
皆様に。
本当に、ありがとうございました。

#ラストパイ

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