小林希のインスタグラム(nozokoneko) - 9月19日 21時08分

連休島旅から戻り、今日はCanonさんで打ち合わせでした。帰りにキャノンギャラリーSで、写真家川田喜久治さんの企画展「百幻想」を観ました。
一瞬で引き込まれてしまった.....。
写真が放つエナジーは生き物みたいで、観た瞬間からその切り取った空間、時間が動き始める気がして、心がふるふるした。
自戒を込めて言うけれど、いま、圧倒的に機種の精度が高くて、下手でもうまくは撮れる。正直、それはとっても有り難い笑。シータもドローンもあって、多様性もある。
だけど、写真に生きる写真家というのは、その魂が作品の中に転写されて、生きているみたいだ。一枚が、見せるものではなくて、生きているという感じ。 「文学のように、自我と世界の複雑な心理的な構成もなく、また、高度な抽象や超現実のオブジェに異化する絵画作品などとも違うのです。（中略）断ち切られた時間のオブジェたちは、触れるとひとの脈拍のように音を立てて動いています。そこに驚きの感覚も梱包され、記憶と想像力のなかをスクロールしながら走っているのを知ることになります。」（川田喜久治）

本当の意味でフォトジェニックな写真は、こうして観てはじめて分かる！
私は写真が大好きだし、撮ることは旅に欠かせない。カメラは相棒でいてほしいと思っている。
死ぬまでに、一枚でもこんな写真が撮れるか？と考えると、立ち竦むけれど、カメラを一生そばに抱えて生きていきたいな。

長くなりましたが、おすすめです。笑
10/11までやってます。

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