いとうせいこうのインスタグラム(seikoito) - 9月1日 23時34分

六本木森美術館、建築展を適当に抜けて抜けて最も奥でアピチャッポン+久門剛史の映像インスタレーション！ 俺はデュシャンの『遺作』を見るような思いで体験した。いつもの虫や蛙の声は、仏教的世界観ではありとあらゆる生命の生まれ変わりの歴史であり現在そのもので、その前景で一人の老女の感情が燃え立つ。照らすランプは重なる時間を虫たちのように複層的にあらわしてほのかに息をする。心をつかむ作品だ。また行きたい。

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