佐藤ノアのインスタグラム(sugar_79) - 8月29日 00時48分
八月。
引っ越しをした。環境を変えてみた。家の日当たりは死ぬ程良くなった。
この街には何でもある、なのに。
私は今月都内に居る日は馬鹿みたいに毎日出歩いた。家、必要？ってぐらいに。
朝まで高校時代の友達と過ごしてそのまま仕事に行くこともあった。今まで毛嫌いしていたネオンだらけの街に入り浸って遊んでいた。
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今日、八月最後のライブが終わった。ライブが物凄い本数あったのでほとんどの日を地方で過ごした。光熱費きっと今月分は安そうだな。
新潟、金沢、仙台、横浜、広島、神戸、大阪、名古屋。一ヶ月でこんなに色んなところに行くってなかなか無い。
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地方では基本メンバーとずっと一緒にいて側にはマネージャーもいる。もしくは友達と過ごす。朝まで語り明かしたり、飲み歩いたり色んな過ごし方をした。
そして東京に帰る。機材車から渋谷の街に降りて駅まで歩く。電車に乗って最寄り駅に着く。皆歩くのが早い。ICカードの残額が足りなくて改札に引っかかってしまったら物凄く申し訳なくなるぐらい皆いつも急いでいる。
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「辛い時は空を見上げて」なんて聞いたことあるけど仕事の帰り道、星なんて全然見えないこの街で空を見上げることなんて私には早々無い。下を向いて画面ばかり見つめてブルーライトに照らされながら家までの道 理由もなく泣いてばかりいた。
東京に帰ってくると勿論「おかえり」を言ってくれる友達がいる。ファンだっている。
毎日何人もの人が求めてくれているはずなのにこの街に降り立つといつも「独り」を強く強く強く 感じる。
自分以上に、他人に期待はしちゃいけない。
東京は勿論、私にとって物凄く大切な街だけど「戦場」って言葉が一番しっくりくる。私は覚悟を決めてこの街で生きていくことを決めたんだから この街で戦って、この街で生き残らなければいけない。
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私はいつも何かに夢中になっている。
それは人間だったり物だったりお店だったり音楽だったり仕事だったりその時によって違う。今月気づいたのは一つのものに依存するとそれが何らかの理由でなくなってしまった時、または依存できない環境に置かれた時
自分の心は死んでしまう、という事。
じゃあどうすれば一つのものだけに固執しなくて済むのかって考えると凄く簡単で、依存先を増やせばいい。単純に趣味を増やせばいいんだな。という結論に至った。
だから行ったことのない街が以前より魅力的に見えて新しく出会う人達の話に食いつくようになった。私は狭い世界にいたんだな、そして今も狭い世界で過ごしてる。
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今月は沢山の地方に行ったから、自分が今いる環境について改めて考えさせられた月だった。来月の自分が何してるかは想像出来ないしもしかするとこのままかもしれない。
今月は本当はもっともっと書きたいことがあったけど、リアルタイムで書くと生々しすぎるからいつかこの夏のことを書こう。それは文じゃなくても曲でもいいな。私、バンドマンだし。
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みんなの八月は、どうだった？
教えてよ。
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ここまでちゃんと読んでくれた人。分かりやすい一枚の写真で完結出来てしまうこの媒体をこんな使い方してる私を知ろうとしてくれてありがとう。貴方にはもっと私のことを知ってほしいと少し思えます。もっと近付いてほしいと少し思えます。来月もどうぞ佐藤ノアを 宜しく。
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2018/8/29
