僕が運営しているオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、連日、議論&実験を繰り返し、絵本を制作したり、映画を制作したり、Webサービスを開発したり、美術館を作ったり、スナックや貸し会議室などを運営したりしています。 先日の『サーカス!』も、サロンメンバーの皆と運営しました。 制作や運営に参加することも可能なのですが、地方の方もいらゃしゃいますし、様々な事情で制作や運営に参加できない方もいらっしゃいます(※ていうか、そういう方の方が多い)。 そこで、『読み物』としても成立させよう(月額1000円のモトが取れるようにしよう)と思い、毎日記事を投稿しています。 そこで投稿される記事の内容というのは、エンタメや、あらゆるビジネスに関する僕なりの考察&メモです。 ここまで話すと、「それって、一体どんな感じなの?」という声が聞こえてきそうなので、今日は、僕が(先月か先々月に)オンラインサロンに投稿した記事を公開してみようと思います。 「続きは有料」みたいな終わり方が少し苦手なので、丸っと最後まで公開します。 こんな感じの記事を毎日投稿しています。 それでは、どうぞ。 . . ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 人口ピラミッドから考える僕らの戦い方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by 西野亮廣エンタメ研究所 ここ最近聞く30代以下の芸人仲間の話からは、ある種の『手詰まり感』が漂っています。 「先輩が全然引退しない問題」は昔から言われていることですが、そこに加えて昨今の「規制、規制、ときどき自主規制問題」、そして、「これからテレビの広告費はどんどん削られていくんじゃねぇの?問題」です。 「先輩は引退しないから団子レースだし、テレビで面白いことができなくなってきているし、さらに広告費まで削られたら、俺達、どうしたらいいの?」 そんな声が聞こえてきます。 全て事実ですし、全て避けようがないので、抗うのではなく、それらを踏まえて動くべきだと僕は考えます。 その上で、押さえておかなきゃいけないポイントがあります。 それは、「すべてのエンターテイメントの核は『共感』である」ということです。 下品な言い方をすると「共感させたもん勝ち」です。 尾崎豊であろうと、どの天才アーティストであろうと、「わかるわかる。私の気持ちを代弁してくれてありがと~」を、いかに獲得するかにあります。 (恥ずかしいですが)自己分析すると、僕の場合は「挑戦して、村八分に遭っているような人達」の気持ちが代弁できていて、その人達の共感を少しだけ獲得できているのだと思います。 ※同時に、“挑戦して村八分に遭い続けなければならない”という悲惨な運命を背負っています(つらたん!) 当然、自分と同じ境遇の人の数が多ければ多いほど、「共感レース」の勝率は上がります。 となってくると、(日本で活動する)表現者として勝ちやすい(共感を獲得しやすい)のは、人口ピラミッドが盛り上がっている世代(ベビーブーム、第2次ベビーブーム)で、タモリさん&ビートたけしサンの世代や、今の40代中盤~後半の世代が圧倒的に有利です。 こと、テレビになってくると『視聴率』という数(広さ)の勝負になってくるので、僕の結論としては、「人口の少ない僕ら世代(30代以下)が『数の勝負』をするのってナンセンスじゃね?」です。 収入の話をすると、 「広さ(数)で勝負をしても共感数は勝てっこないんだから、深さの勝負をして、スポンサーさんからの広告費ではなくて、お客さんからのダイレクト課金に切り替えた方が良くね?」 です。 つまり、そもそも共感してもらえる人数が少ない世代は、100万人に広く浅くアプローチをするのではなくて、100人に深く刺さるような(100人の個人がお金を払いたくなるような)アプローチをした方が戦略としては正しい、という話です。 30代以下の芸人は、この切り替えができなきゃいけないし、当然、芸能事務所もここを取りにいかないといけません。 今、「ダイレクト課金」が上手くやれている事務所は、あまり多くありません。 僕個人的には、吉本興業がこれまでどおり、広さ(広告費で生きる生き方)を押さえつつ、深さ(ダイレクト課金で生きる生き方)を押さえにいってくれるとありがたいので、そのお手伝いはしたいと思っています。 今年の夏の終わりに吉本興業が立ち上げるクラウドファンディング(※近々詳しくお話しします)がその一翼になれば。 少なくとも、今年の夏以降は、僕に入ってくるダイレクト課金の一部(手数料)を吉本に入れることができます。 本当はオンラインサロンのプラットフォームも吉本興業がやれたら面白いんだけれど、今はまだ、オンラインサロンを運転し続けられる芸人の数が少なすぎるので、たぶん(今はまだ)管理コストの方が上回ってしまうというのが僕の予想です。 最後は、意外と吉本愛の強い西野氏でした。 #オンラインサロン #西野亮廣エンタメ研究所

japanesehandsomeさん(@japanesehandsome)が投稿した動画 -

西野亮廣のインスタグラム(japanesehandsome) - 8月13日 06時29分


僕が運営しているオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、連日、議論&実験を繰り返し、絵本を制作したり、映画を制作したり、Webサービスを開発したり、美術館を作ったり、スナックや貸し会議室などを運営したりしています。

先日の『サーカス!』も、サロンメンバーの皆と運営しました。

制作や運営に参加することも可能なのですが、地方の方もいらゃしゃいますし、様々な事情で制作や運営に参加できない方もいらっしゃいます(※ていうか、そういう方の方が多い)。 そこで、『読み物』としても成立させよう(月額1000円のモトが取れるようにしよう)と思い、毎日記事を投稿しています。

そこで投稿される記事の内容というのは、エンタメや、あらゆるビジネスに関する僕なりの考察&メモです。

ここまで話すと、「それって、一体どんな感じなの?」という声が聞こえてきそうなので、今日は、僕が(先月か先々月に)オンラインサロンに投稿した記事を公開してみようと思います。 「続きは有料」みたいな終わり方が少し苦手なので、丸っと最後まで公開します。

こんな感じの記事を毎日投稿しています。
それでは、どうぞ。
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人口ピラミッドから考える僕らの戦い方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
by 西野亮廣エンタメ研究所

ここ最近聞く30代以下の芸人仲間の話からは、ある種の『手詰まり感』が漂っています。 「先輩が全然引退しない問題」は昔から言われていることですが、そこに加えて昨今の「規制、規制、ときどき自主規制問題」、そして、「これからテレビの広告費はどんどん削られていくんじゃねぇの?問題」です。 「先輩は引退しないから団子レースだし、テレビで面白いことができなくなってきているし、さらに広告費まで削られたら、俺達、どうしたらいいの?」 そんな声が聞こえてきます。

全て事実ですし、全て避けようがないので、抗うのではなく、それらを踏まえて動くべきだと僕は考えます。

その上で、押さえておかなきゃいけないポイントがあります。

それは、「すべてのエンターテイメントの核は『共感』である」ということです。

下品な言い方をすると「共感させたもん勝ち」です。

尾崎豊であろうと、どの天才アーティストであろうと、「わかるわかる。私の気持ちを代弁してくれてありがと~」を、いかに獲得するかにあります。 (恥ずかしいですが)自己分析すると、僕の場合は「挑戦して、村八分に遭っているような人達」の気持ちが代弁できていて、その人達の共感を少しだけ獲得できているのだと思います。 ※同時に、“挑戦して村八分に遭い続けなければならない”という悲惨な運命を背負っています(つらたん!) 当然、自分と同じ境遇の人の数が多ければ多いほど、「共感レース」の勝率は上がります。

となってくると、(日本で活動する)表現者として勝ちやすい(共感を獲得しやすい)のは、人口ピラミッドが盛り上がっている世代(ベビーブーム、第2次ベビーブーム)で、タモリさん&ビートたけしサンの世代や、今の40代中盤~後半の世代が圧倒的に有利です。

こと、テレビになってくると『視聴率』という数(広さ)の勝負になってくるので、僕の結論としては、「人口の少ない僕ら世代(30代以下)が『数の勝負』をするのってナンセンスじゃね?」です。

収入の話をすると、 「広さ(数)で勝負をしても共感数は勝てっこないんだから、深さの勝負をして、スポンサーさんからの広告費ではなくて、お客さんからのダイレクト課金に切り替えた方が良くね?」 です。

つまり、そもそも共感してもらえる人数が少ない世代は、100万人に広く浅くアプローチをするのではなくて、100人に深く刺さるような(100人の個人がお金を払いたくなるような)アプローチをした方が戦略としては正しい、という話です。

30代以下の芸人は、この切り替えができなきゃいけないし、当然、芸能事務所もここを取りにいかないといけません。

今、「ダイレクト課金」が上手くやれている事務所は、あまり多くありません。

僕個人的には、吉本興業がこれまでどおり、広さ(広告費で生きる生き方)を押さえつつ、深さ(ダイレクト課金で生きる生き方)を押さえにいってくれるとありがたいので、そのお手伝いはしたいと思っています。

今年の夏の終わりに吉本興業が立ち上げるクラウドファンディング(※近々詳しくお話しします)がその一翼になれば。

少なくとも、今年の夏以降は、僕に入ってくるダイレクト課金の一部(手数料)を吉本に入れることができます。

本当はオンラインサロンのプラットフォームも吉本興業がやれたら面白いんだけれど、今はまだ、オンラインサロンを運転し続けられる芸人の数が少なすぎるので、たぶん(今はまだ)管理コストの方が上回ってしまうというのが僕の予想です。

最後は、意外と吉本愛の強い西野氏でした。
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2018/8/13

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