お盆休みの東京は人も車も少なくてちょっと寂しくなりますがそのぶん故郷や旅行先へとたくさんの笑顔や思いが向かってるのかなと思うとなんだかホッとします。私の故郷は東京なので里帰りの感覚は能登や横浜などロケでお世話になった場所への思いと重なるのですがどの故郷もおだやかで賑やかなお盆となりますように…。この空は目黒にある祐天寺さんの空。映画「累 ‐ かさね - 」の撮影中に心の拠り所だった「かさね塚」と呼ばれる場所へ御礼のお詣りに伺った時の空です。正確には次の日に御供養をさせていただいたのですがその時ちょうど雷鳴が聴こえたりして心に響く時間に出会うことが出来ました。歌舞伎などで有名な伝説「累ヶ淵」の本来の舞台は茨城県ですが、その事件を解決したお坊さんが祐天上人なのです。私はすごく不勉強で映画「累 - かさね - 」をきっかけにあらためて累ヶ淵のことを調べてたときに祐天上人というお名前からもしかして、と調べてみたら東京でも有名なお寺さんのひとつである目黒の祐天寺は祐天上人が開いたお寺であり、累ヶ淵にゆかりのある「かさね塚」もあるということで、そこからずっと撮影の節目や迷った時、お詣りにいってました。お詣りというよりも… 言葉は変かもしれないけれど、相談、というか… その場所で感じる空気とか景色とか子供たちの遊ぶ姿がヒントになったりホッとする時間になったりして乗り越えることが出来たんです。このお盆にやっと御礼を伝えることが出来て本当に良かった… 少しだけ、ホッとしました。伝説である「累ヶ淵」は時が経ってるから伝説となってるけれどそれを解決した人の名前までが言い伝えられてるということは私は何となくだけれど今であれば報道されるようなあまりにもやりきれない出来事が起きたんじゃないかと思うんです。現代だって小さな子供や弱い立場の人があってはならない理由で起きてはならない事件に巻き込まれていて… 映画「累 ‐ かさね - 」は美しさや劣等感に対して真正面から取り組んだ作品ですがその根っこにある人の心の闇とかその向こうに見つけたい希望への願いとか祈りなどいろいろなことを思いつつ、松浦だるま先生の原作に力をいただきながら心を込めて生きました。完成披露まであと10日となりましたがどうかどうかどうか、受け取っていただけると嬉しいです。心からの願いを込めて…m(__)m #祐天寺 #累

taotsuchiya_officialさん(@taotsuchiya_official)が投稿した動画 - 2018/08/12 23:26:26