平野紗季子のインスタグラム(sakikohirano) - 7月9日 16時39分


いまどこにいてどんな季節の中にいるのか。time and placeの概念が確かに受け継がれて広がる味は、皮ごと焼いた枝豆にヤリイカの出汁とルッコラの花。初夏のまっすぐな光と草木に分け入る青い香り。あーこの感覚。その土地のその季節の、光も色も香りもすべて閉じ込めて、食べるたびに景色が広がるような飛距離のある味わいは、彼らの料理以外ではそうそう得られない。美しくて切ない。旬のおいしさでは括れない。とはいえ日本人の味覚や料理の骨格とは成り立ちが違いすぎて、どうにもミステリアスな味迷子になることもあるけれど「普通においしかったら出せないから」の言葉の真摯さを信じて味に飛び込む。「森の中を、濡れた苔を踏みしめながら歩くときの、あの素晴らしい感覚を料理にしたい」。INUAの前身、nomaのレネレゼピの言葉を思いだす。彼らの思想と創造性と、彼らの勇気ある数々の行動と、彼らの料理と、たまたま同じ時代に生きてその味を共有できることを幸運だと思わずにはいられないくらいには前のめりのファンです。


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2018/7/9

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