加藤るみのインスタグラム(rumicinema) - 6月17日 16時15分
『ワンダー 君は太陽』
素晴らしい映画だったので、早速レビューしたいと思います。
.
生まれつき顔に障がいを持っている少年オギー。
幼い頃から自宅学習をしていたが、小学5年生になるとき初めて学校に通うようになる。
外に出ると周りの視線が気になってヘルメットをしていた彼が勇気を出して外の世界へ飛び出すが…。
.
あらすじだけでもう胸がキューとなります。
あのね、もうね…私の周りの映画人から泣ける泣けるって聞いてたので、
もう泣けるのは前提として観に行ったんですよ。ええ、結構構えて。
いやぁ………。
もう何回泣いたんじゃ!!!!!!ってくらい泣きました(笑)
.
まず、ストーリー構成が本当に素晴らしいです。
物語はもちろん主人公オギーの視点から始まるのですが、ただ彼だけに焦点が当たるわけではなく、
オギーの家族、その友達、周りにもしっかりとフォーカスが当たり物語が進んでいく。
それぞれのバックボーンも知れて、より感情移入できます。
.
私が特にグッときたのはお姉ちゃんのヴィアsideのストーリー。
オギーは4人家族でお姉ちゃんのヴィアは簡単に言ってしまえば、手のかからない子。
家族のことは大好きで弟のことも大好きなんだけど、一番の理解者だったのは天国に行ってしまったおばあちゃん。
大好きだったおばあちゃんがいなくなってしまった今、もう1人の理解者は親友のミランダ。
けれど、ミランダと仲が思うようにいかなくなってしまう。
仲が悪くなってしまったわけじゃないけれど、なんとなく距離が生まれて…っていう女の子によくある感じ。
パパやママはオギーに夢中だけど自分の話も聞いてもらいたい…。
子供ならではのジェラシー。
でも、家族に迷惑はかけたくないっていう、ヴィアの優しさや家族思いな"お姉ちゃん"の姿に胸がしめつけられた。
天国に行ってしまったおばあちゃんとの思い出の場所、コニーアイランドも彼女にぴったりな場所で。
周りの遊園地は楽しそうだけど、少し曇ったビーチはまるで彼女の心情を物語ったようだった。
.
ヴィアの物語、それから親友ミランダの物語も。
キャラクターそれぞれの物語がとっても丁寧に描かれていた。
.
人間らしい暖かさや優しさに涙、
素敵な家族のカタチに涙、
小さな男の子が偏見や差別に負けずに頑張る姿に涙、
どこを切り取っても泣ける作品です。
ただ泣けるだけで終わる物語じゃない。
生きていれば起こる"悪い一日"もある。
その一日にどう立ち向かえるか。
きっとキャラクターの誰かに寄り添うことができると思います。
.
家族や恋人、友達、大切な人と観に行ってもらいたい素晴らしい映画です。
ぜひ、劇場にてご覧ください。
.
#ワンダー君は太陽 #映画 #おすすめ映画 #感動 #泣ける
#wonder #movie
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
262
6
2018/6/17