佐藤ノアのインスタグラム(sugar_79) - 6月5日 23時53分

五月
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死ぬほど殺気立っていた。五月の私には、暴れ回る私を止めるような言葉は何にも聞こえなかった。
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五月中に何か特別な出来事があったわけじゃない。ただ、ツアーが始まっていつもよりライブが多かったからだと思う。suga/esの曲は強い曲が多い。
強いメロに私は強い言葉を乗せる。楽しい曲よりは嫌だった出来事や苦しかった出来事、クソ喰らえって思った事に対しての曲が多い。そのデモに自分の言葉で歌詞を書いて音楽に乗せてあの頃を思い出しながら何度も何度も何度も歌う。ライブが多いってことはリハも勿論多い。辛かったことや苦しかったことに対してのフラッシュバックが多かったからきっと私はずっと殺気立っていたんだろうな。色んなところに行ってライブをして、打ち上げで色んなバンドの人や色んな箱の人に出会って、お酒を交わしながら本気で音楽について話した。「正直初めはこう思ってたんだよね」から始まる会話を何度も何度もした。
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私のことを色眼鏡で見る人が何処にも居ない空間が死ぬほど心地よくて、そして死ぬほど悔しくて、0だった。でも五月を終えて思ったのは、私はsuga/esのボーカル。これでいいんだ。
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いつも強く居なくちゃいけない。そんな気持ちが心のどこかに常にある。誰かに甘えたっていいし、悩みを相談したりするのも全然悪いことではないと思う。人それぞれ。だけど私は色んな生き方があるって踏まえた上でいつだって強く居たい。自分の道は自分で切り開いていきたいし、他の人の意見だって勿論大切だけどそれによって自分が潰されるのは絶対に嫌だ。誰かに嫌われたとしても、自分自身が自分を嫌いになってしまわないように、私は素直に生きていたい。そう思った五月だった。
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みんなの五月はどうでしたか。
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#2018年の佐藤ノア

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