uta saitoのインスタグラム(utasaitoarts) - 5月18日 22時52分

「父さんが最後にみた景色を
残したいと思った」

あなたの育った場所は
どんな所ですか？
わたしの育った小さな町は

かつて産業で栄えており、
とても賑やかな所でしたが

ここ数十年で、
すっかり活気が無くなりました。

あちらこちらには、

何年も前に閉店した店舗や工場が
今も、そのまま残されたままです。

そんな、いつもの風景を見るたびに 「彼らの残したもの」 「世代の力強さと偉大さ。」 そして、

そこに残していった
ストーリーを考えてしまいます。

あんなにも、力強かった背中は
今では細く小さく、丸まっていて。

そんな姿を見かけるたびに

彼らが残してくれた未来を
一日たりとも
無駄にはできないと、感じています。

同じように生きていける自信なんて

わたしには、まるでないけれど。

私にできる事は

この風景を精一杯この目に
焼きつけておこうとおもう。

今これを読んでいる
あなたがもし、

目の前のことに
溺れてしまいそうな時

どうか思い出して下さい。

あなたがこれまで来た道のりを

先に歩いて来た人がいることを。

ただ、それだけで
どんなに心強いかということを。

当たり前の景色は
いつか当たり前では、なくなる時が来る。

当たり前の笑顔も
いつか見れなくなる時が来ます。

今を忘れないで。

先にある見えないものではなくて

あなたが歩いて来た道と
あなたを生かしてるものに

目を向けて。

あなたが本当の 「足る」を知ったとき

あなたはあの頃の彼らのように

強くなっているはずです。
では

おやすみなさい

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