初日直前のヘレナ。 今までヘレナの写真が ほとんど無いのには ふたつ理由があって、 ひとつは ウランとヘレナのうち カーテンコールで参加するのは ウランなので、 そのあと観に来て下さった方々と 写真を撮らせていただく時も ウランの姿で撮るから、 という理由。 そしてもうひとつ、 これを書くと ちょっと長くなるのですが…💦 いつか書けたらな、と 思ってた想いでもあるので 読んでいただけたら嬉しいですm(__)m 最初に登場するのは ヘレナとしてなので 楽屋で撮ろうと思えば 撮れるのだけれど、 ヘレナの場合は ゲジヒトさんを 心配し続ける気持ちと一緒に 舞台に向かうため、 写真を撮る気持ちに なかなか向かえない、という理由が ありました。 でも今回は、撮りたくて。 なぜかというと劇中、ゲジヒトが 「君はユーロ圏内から出たことがないから…」 とヘレナに言うように きっとヘレナは 仕事もしてはいるけれど どこにいてもゲジヒトだけを 見つめていたと思うんです。 ユーロ圏内という 限られた場所の中で。 最初は 妻という役割の機械として、 そしてだんだん もともと持ってた性能を超えて、 ゲジヒトを愛する女性として。 いろいろな解釈があるけれど 私はヘレナは オリジナルで創られたロボットでは 無いような気がしてるんです。 もともとは看護ロボットだったり なんというのか、 ロボットの軽いコンディションチェックが 出来るような性能のロボットの中から 状態が安定してるものを選んで、 それに 髪型や顔や身体や動きや職業など 「ゲジヒトの妻ならこういう女性だろう」 と開発者が想像した 「理想の妻像」をプログラミングされて 作り替えられたものが ヘレナになったんじゃないのかなと 感じてました。 でも、その「理想」には ゲジヒトの持つ本質や機密情報には 決して踏み込まないという プログラムも含まれていて、 とても都合のいい「理想」で。 だからヘレナは 愛情を募らせれば募らせるほど 一緒にいるけれど 手を握っても いってらっしゃいのキスをしても ゲジヒトさんと本当には 触れあえてないような感覚を 感じてたようにも思うんです。 もちろんこれは 私が勝手に感じていて 浦沢先生が読んだら 違うって思われるのかも しれないのですが…💦 でも、一読者の想像として、 プラス、 演じてみて感じてるのは、 そういう解釈と感覚でした。 たとえば、 なんとなくなのだけれど ヘレナがゲジヒトの手を取る 毎朝の同じ動作のもともとの目的は、 愛情を表すための プログラミングではなく 性能チェックを目的とする プログラミングなのかなと感じてました。 ゲジヒトの体温…ではなく 機械としての温度が 上がりすぎてないかとか、 表情の動きに異常はないかとか。 だからこそ、 最後に同じような動きで アトムの手を取るときに、 私は ある想いをこめているのですが… それでも私は、 きっとヘレナは 「プログラミング」という日常の中で ゲジヒトさんに対する 本物の愛情を 募らせていたような気がするんです。 だからヘレナとして 本当のユーロ圏に ゲジヒトさんと来れたことは とても記念すべきことだなと すごく感じていて それで、 ヘレナさんの記念写真を撮ろう、 と思いました。 メモリーチップの中の 画像ではなく、 ヘレナを生きた人間の記憶として。 人間のようなロボット、 ロボットのような人間。 似てるけど、違うけど、似てる。 だからこそ どの国の方々にも 受け取っていただける何かがあるのかな、 と感じたロンドン初日の パワフルな夜でした。 本当にパワフルだった…!!! 笑い声と、たくさんの声と、 スタンディングオベーションと。 心に何かが 熱く深く刻まれた夜でした。 刻まれた全てを燃料に ヨーロッパから大阪へ 飛び回ろうと思います…! 今、この世界の中で ヘレナさんのような思いで 家族を見守ったり 待ったりしてる人達は 本当に たくさんいるのだと思います。 ヘレナさんの愛と想いと願いが、 どうか届きますように…! 奇しくも 手塚治虫先生のお命日に 心をこめて。

taotsuchiya_officialさん(@taotsuchiya_official)が投稿した動画 -

土屋太鳳のインスタグラム(taotsuchiya_official) - 2月9日 20時00分


初日直前のヘレナ。
今までヘレナの写真が
ほとんど無いのには
ふたつ理由があって、

ひとつは
ウランとヘレナのうち
カーテンコールで参加するのは
ウランなので、
そのあと観に来て下さった方々と
写真を撮らせていただく時も
ウランの姿で撮るから、
という理由。
そしてもうひとつ、
これを書くと
ちょっと長くなるのですが…💦
いつか書けたらな、と
思ってた想いでもあるので
読んでいただけたら嬉しいですm(__)m
最初に登場するのは
ヘレナとしてなので
楽屋で撮ろうと思えば
撮れるのだけれど、
ヘレナの場合は
ゲジヒトさんを
心配し続ける気持ちと一緒に
舞台に向かうため、
写真を撮る気持ちに
なかなか向かえない、という理由が
ありました。
でも今回は、撮りたくて。
なぜかというと劇中、ゲジヒトが
「君はユーロ圏内から出たことがないから…」
とヘレナに言うように
きっとヘレナは
仕事もしてはいるけれど
どこにいてもゲジヒトだけを
見つめていたと思うんです。

ユーロ圏内という
限られた場所の中で。
最初は
妻という役割の機械として、
そしてだんだん
もともと持ってた性能を超えて、
ゲジヒトを愛する女性として。
いろいろな解釈があるけれど
私はヘレナは
オリジナルで創られたロボットでは
無いような気がしてるんです。

もともとは看護ロボットだったり
なんというのか、
ロボットの軽いコンディションチェックが
出来るような性能のロボットの中から
状態が安定してるものを選んで、
それに
髪型や顔や身体や動きや職業など
「ゲジヒトの妻ならこういう女性だろう」
と開発者が想像した
「理想の妻像」をプログラミングされて
作り替えられたものが
ヘレナになったんじゃないのかなと
感じてました。
でも、その「理想」には
ゲジヒトの持つ本質や機密情報には
決して踏み込まないという
プログラムも含まれていて、
とても都合のいい「理想」で。

だからヘレナは
愛情を募らせれば募らせるほど
一緒にいるけれど
手を握っても
いってらっしゃいのキスをしても
ゲジヒトさんと本当には
触れあえてないような感覚を
感じてたようにも思うんです。
もちろんこれは
私が勝手に感じていて
浦沢先生が読んだら
違うって思われるのかも
しれないのですが…💦
でも、一読者の想像として、
プラス、
演じてみて感じてるのは、
そういう解釈と感覚でした。
たとえば、
なんとなくなのだけれど
ヘレナがゲジヒトの手を取る
毎朝の同じ動作のもともとの目的は、
愛情を表すための
プログラミングではなく
性能チェックを目的とする
プログラミングなのかなと感じてました。

ゲジヒトの体温…ではなく
機械としての温度が
上がりすぎてないかとか、
表情の動きに異常はないかとか。
だからこそ、
最後に同じような動きで
アトムの手を取るときに、
私は
ある想いをこめているのですが…
それでも私は、
きっとヘレナは
「プログラミング」という日常の中で
ゲジヒトさんに対する
本物の愛情を
募らせていたような気がするんです。
だからヘレナとして
本当のユーロ圏に
ゲジヒトさんと来れたことは
とても記念すべきことだなと
すごく感じていて
それで、
ヘレナさんの記念写真を撮ろう、
と思いました。

メモリーチップの中の
画像ではなく、
ヘレナを生きた人間の記憶として。
人間のようなロボット、
ロボットのような人間。
似てるけど、違うけど、似てる。
だからこそ
どの国の方々にも
受け取っていただける何かがあるのかな、
と感じたロンドン初日の
パワフルな夜でした。
本当にパワフルだった…!!!
笑い声と、たくさんの声と、
スタンディングオベーションと。
心に何かが
熱く深く刻まれた夜でした。
刻まれた全てを燃料に
ヨーロッパから大阪へ
飛び回ろうと思います…! 今、この世界の中で
ヘレナさんのような思いで
家族を見守ったり
待ったりしてる人達は
本当に
たくさんいるのだと思います。
ヘレナさんの愛と想いと願いが、
どうか届きますように…! 奇しくも
手塚治虫先生のお命日に
心をこめて。


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2018/2/9

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