eclat.magazineのインスタグラム(eclat.magazine) - 2月1日 07時41分

寒いですねえを繰り返すうちに、もう2月になりました。
受験、節分、針供養。 チョコの日もありますが、今年の2月14日は四旬節の始まり。日曜を除いた逆算で、イースターから40日前の「灰の水曜日」に当たります。これを受けて、クラシック業界もたいへん地味ながら受難曲シーズンに。
おすすめは、近々、東京で演奏会のあるバッハの『ヨハネ受難曲』です。マタイより短く、緊張感があり、最後の2曲が実に対比的で泣けてしまう。いい演奏なら、それはもう涙がざーざーと。。
古いキリシタンの暦を守って来た人々の間では、灰の水曜日にあたる日を「悲しみの入り」、イースターを「悲しみの上がり」と言い表しますが、ヨハネを聴いているときの心のあり方もまさにその感じ。泥のような悲しみの中から浄らかな終曲に救われる高揚感といったら…、たとえようもなく素晴らしいものです。
（編集B ※仏教徒）
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