若旦那のインスタグラム(waka__danna) - 1月26日 12時51分

#irvingpenn #photographer #paris
写真。美大生の頃の課題で暗室に入る授業があった。自分で材料から調分まで調べてシャッターのスピードと光の長さ、そして暗室での調分された液体につける時間。それらが奇跡的に噛み合って一つの写真になる。僕は何作か写真を発表したことがあるが、全部恥ずかしくて捨ててしまった。アービングペンの写真はファッション界でキラキラした美しいアーバンな写真と生々しい生きる強さを持った労働者の写真ばかりだった。その中にはヒッチコックやイブサンローランやイッセイミヤケや沢山の女優、文豪、画家達の写真と共に、肉屋、魚屋、引越し屋、アフリカ部族、インドの庶民の写真(当時はイギリスに植民地支配されてた時代)など、光と影のバランスに長けていた。特に印象だったのはインドの青年だった。とても、堂々と立っていた。貴族とかセレブとか労働者階級とか部族とかで人の価値は決まらない。人の価値はその青年のように誇らしく生きてるかかもしれない。謙虚に生きることの大事さを学びながらも誇らしく生きる生き方を僕はアービングペンから教わった。

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