市原隼人のインスタグラム(hayato_ichihara) - 10月14日 08時48分

先日、1年間携わらせて頂いた、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の撮影を全編終えました。
主人公を幼い頃から最後まで見守る事で、1年間通さないと見れない景色と感情を自分の中に残すことが出来ました。こんなに長い間、１つの作品と向き合う事は初めてでした。その間にも様々な作品と縫いながらの現場でしたが、スタッフ&共演者の温かい空気と厳しい姿に惹かれ、気が付くと“傑山”を演じることが生活の一部となり、帰る場所でもありました。何より先輩方から学ぶ事が沢山ある環境にいれた事を心から感謝しております。懐かしい役者にも会え時間の流れも感じました。
般若心経や観音経を覚えることで、全ての生きるものや出来事を、改めて見つめ直す時間を頂けた事も貴重で大切な経験です。皆様にも“傑山”の出番を楽しんで頂けている事を願っております。皆様の声に寄り添いながら“武闘派傑山”というキャラクターを作っていけた事も長く続く作品の遊び方でした。心から嬉しく思います。1年間向き合った役と現場を離れるのはやっぱり寂しいですが、自分の中の傑山はいつまでも、この作品と次郎(直虎)、何より皆様を見守り続けています。そして、実在した“傑山という僧侶の事を少しでも皆様の胸の中で残して頂けます様に…”これが、最初に浜松へ行き、傑山のお墓の前で手を合わせて願った事です。
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