光野桃のインスタグラム(mitsuno.momo) - 9月9日 10時44分
25歳で初めてパリへ出張した時、欲しくて欲しくて、迷って迷って、帰国寸前にリヴゴーシュに飛び込み、ドキドキしながら求めたサンローランのジャケットとタイトスカート。
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通訳の日本人女性はこんなタイユールの胸元にダークグリーンの大きなコサージュを飾って毎日仕事の現場に来ていました。まだセレブなどと言う言葉がない時代、そのセレブ感にクラクラしたのを覚えています。
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お店の人は意外にも親切に、小娘のわたしのサイズを厳密に選んでくれ、そのサイズ感へのこだわりも眼からウロコでした。
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大人になってサンローランは好きで着たけれど、こんなタイユールはもう見ることはありませんでした。重く堅牢なグレーフランネル、厚みある貝ボタン。服を着る事への覚悟、気構えが問われ、西洋の服の伝統が肩に重くのしかかる服。おしゃれは体力と思い知らされました。
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サンローランの生涯のパートナーだったピエール・ベルジェが亡くなりました。パリとモロッコの美術館のオープンに間に合わなかった。深い感慨にとらわれている今日の朝です。
#saintlaurent
#rivegauche
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2017/9/9