えのきどひろののインスタグラム(hirono.nyan.xoxo) - 5月1日 17時02分
危ういロリータ 3
[Dangerous Lolita〜幻と現実〜]
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Photo Shintarou Inoue
Hair&Make-up.Styling Hirono Enokido
Model KEITO.ANGIE
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はなうたの中に居るとね、わたしは自信を失うの。
きみの世界を魅るたびに、わたしはまた打ちのめされる。
解らない瞬間こそ、きみの心の奥を感じる。
きみは美しい。
きみの才能は恐ろしい。
きみの魅力が哀しい。
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あぁ、あれは幻想だったのかな。
きみはいつも、バイバイした瞬間から、もう幻みたいだった。
実在するのか不確かで、会えた時は"本物のきみだ"っていつも思った。
だからいつだって無我夢中で見つめて居たよ。
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汗ばむきみの肌の香り。
きみのやり方に困惑して、
混乱して順応して虜になった。
いつからそんな眼をしてそうすることを覚えたの?
「永遠に続いて欲しい」と願ったのは初めてだった。
こんなに美しい時間が存在することを知った。
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ずっとずっと一晩中、胸が痛かった。
きみの隣に居ながらきみの夢を幾つもみて、浅い眠りは何度も途切れた。
その度に、すぐそばできみが眠って居ることを確認しては感動した。
きみは目を覚ましたら、必ずわたしにすり寄った。
腕も脚も絡めて、うぶ毛さえ感じるほど、もうこれ以上くっつけないくらいにわたし達はからだをはりつけた。
しあわせだった。苦しかった。
世界の滅亡を願った。
あまりにも、きみとの時間は儚い。
いつもいつも、本当に儚い。
きみが目の前に居ることは、いつも奇跡だった。
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8月に見たあの白い月。
目の前の暗闇が、その白さに照らされた部分だけ真っ直ぐに発光していた。
もう二度と見れないんだと思った。
それなのに写真すら撮らなかった。
どうしようもなく不安になった。
波の音が大きかった。
わたし達だけだった。
絶対にそんなはずはないことはわかっていても、その瞬間、世界にわたし達しか居なかった。
潮風が強かった。
わたしは焦っていた。
車の中、流れ聞こえる鼻歌は、きみが弾いたうただった。
わたしは泣いていた。
まだ、幻を追いかけてた。
花火はできなかった。
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ずっと孤独だった。
きみだけがわたしに孤独を与えてくれた。
きみだけがわたしを壊せた。
ずっとそれでよかったのにね。
美しい幻想の中で、ずっと。
現実が優しいノイズで、わたしを連れ出そうと何度もわたしを呼んだの。
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きみがわたしの秘密になっても、
それでもきみは、圧倒的なままだった。
もう二度と、平常心できみを見つめることはできない。
どうしてこんなにも惹かれるの。
きみは、いつまでも消えることの無い永遠に存在する幻。
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はなうたは途切れた。
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わたしを呼ぶ声に、頷いた。
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2017/5/1