塩谷瞬のインスタグラム(shunshioya_official) - 3月12日 00時51分

⭕️ ＃3月11日南三陸町にて追悼。

3月11日。
今年もこの場所に来れました。

語りつくせぬ想いと出来事が沢山あります。

いつもと同じ場所、いつもと同じ仲間、そして新しい仲間。
毎年来る毎にいろんな意味で笑顔が生まれていきます。

これは何と言ってもどんなにつらくても、苦しくても、
ずっと続けてくれたチームの仲間の努力の結果だと本当に思いました。

今年は６年目、新しい挑戦をしました。

ーダイビングのライセンスを取って仲間と海底の遺体捜索に参加したことー

これは大きな挑戦でした、と言ってもまだライセンス取り立てなので、作業潜水はできないので、
バディのチェックをして見送り、シュノーケリングで探索しました。

海の底には子供のティシャツや瓦礫、人の暮らしていた痕跡がまだまだありました。

午前中の探索を終えて、今年の見つけたものは、財布とキャッシュカードや骨を見つけることができました。

行方不明者の残された家族は今も何か戻ってはきてくれないかと毎日祈っているそうです。

僕たちのこの行動の一つが助けになれば幸いです。

午後は法要。

まずは地元のおばあちゃんたちと歌津式の念仏の法要をして、
各地から来ていただいたお坊様と陸の法要、
そして３船の漁船に乗って海洋法要。

毎年この瞬間に天空から太陽の日差しが差して自然に涙が溢れる。

この大地に出会い、命をいただき感謝いたします。

そして最後に締めの集会。
毎年極寒の中円陣になって一人一人思いを伝えるのですが、
限界を超えて出る言葉に人生の本質と大切なことを気付かされます。

中学生の青年と父親の言葉。
私もいつか行かなきゃと思っていました、今回息子の卒業祝いにどこにいきたい？
と尋ねると　ーボランティア活動に参加したいー　との言葉が帰って来て、
親子で参加しました。

という言葉を聞いて胸が熱くなりました。

今メインスタッフで動いている若い子達は三陸で生まれて育ち、
地震で家族を失っています。

でも負けずに、感謝して、一歩一歩ひたむきに生きる姿を見て感動しないでいられないのです。

ボランティアとか人のために何かをすることはすごく大変だったり面倒臭いことかもしれません。

でもその一歩を踏み出すことで、自分が知らないうちに見えていなかったもの、
見えない大切な真実を感じることができる大きな行動だと思っています。

是非、少しでも勇気を出してアクションしてみてください。

世界が笑顔で変わる気がします。

このご縁に感謝します。

塩谷 瞬

ー今を生きるー

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• 塩谷瞬