昨夜はBUMP OF CHICKENのスタジアムツアーを日産スタジアムで観た。 ライブでいうと2012〜2013年くらいから、アルバムでいうと『RAY』〜『Butterflies』と、BUMPは変わらないものも大切に抱えながら、一方で、ライブはもちろんリリース形態やヴィジュアルイメージ含め様々なことに対するスタンスにしても音楽的な面にしても、少しずつ確実に変化を遂げてきた。そこには時代性も関係しているだろうけど、それよりもバンドのキャリアや、年齢含めた4人の人間的な成長のほうが大きく関係していると思う。00年代の10代〜20代が抱えた孤独な心の多くが彼らの音楽によって支えられたと言って過言ではないほど親密かつ巨大な存在であり続けたBUMPは、バンドの歩み的にも4人の年齢的にも必然的に次のフェーズに進むべきタイミングを迎えていったし、そこに対して自然に能動的に進んでいったように思う。BUMP OF CHICKENがBUMP OF CHICKENとして(そしてBUMP OF CHICKENというリアリティを保ったまま)ここからの10年、20年をどう歩んでいくのか。すべてはそのための必然的な変化だったのではないかと思う。 そういう変化はこの数年ずっと感じられていたことだけど、昨日の日産スタジアムを観て、その変化のひとつの完成系というか、明らかに新しい場所に彼らが立ったことを強く感じた。もちろんその場所は今までと確かに地続きであり、変わらない部分もたくさんあるのだけど、でも明確に新しいムードの中で堂々と立っていたステージだった。10代の頃と変わらぬエモーションと変わらぬ関係性の中で演奏できるピュアネスを抱えたまま、一方で、歴史を重ねたからこそ、そして30代半ばの今だからこそ鳴らせる強さや包容力や抜けの良さや、あるいはこれまでとはまた少し違う新鮮さもある。これからの10年をどう歩んでいくか、それが今まで以上に明確になったし本当の意味でその扉が開かれた、新しい始まりのライブだったと言っていいと、自分には感じられた。 鹿野が今日の最終日に密着して、またMUSICA次号で特集を作ります。今日行く人、楽しんでください。

tomoko_aryさん(@tomoko_ary)が投稿した動画 -

有泉智子のインスタグラム(tomoko_ary) - 7月17日 08時15分


昨夜はBUMP OF CHICKENのスタジアムツアーを日産スタジアムで観た。

ライブでいうと2012〜2013年くらいから、アルバムでいうと『RAY』〜『Butterflies』と、BUMPは変わらないものも大切に抱えながら、一方で、ライブはもちろんリリース形態やヴィジュアルイメージ含め様々なことに対するスタンスにしても音楽的な面にしても、少しずつ確実に変化を遂げてきた。そこには時代性も関係しているだろうけど、それよりもバンドのキャリアや、年齢含めた4人の人間的な成長のほうが大きく関係していると思う。00年代の10代〜20代が抱えた孤独な心の多くが彼らの音楽によって支えられたと言って過言ではないほど親密かつ巨大な存在であり続けたBUMPは、バンドの歩み的にも4人の年齢的にも必然的に次のフェーズに進むべきタイミングを迎えていったし、そこに対して自然に能動的に進んでいったように思う。BUMP OF CHICKENがBUMP OF CHICKENとして(そしてBUMP OF CHICKENというリアリティを保ったまま)ここからの10年、20年をどう歩んでいくのか。すべてはそのための必然的な変化だったのではないかと思う。
そういう変化はこの数年ずっと感じられていたことだけど、昨日の日産スタジアムを観て、その変化のひとつの完成系というか、明らかに新しい場所に彼らが立ったことを強く感じた。もちろんその場所は今までと確かに地続きであり、変わらない部分もたくさんあるのだけど、でも明確に新しいムードの中で堂々と立っていたステージだった。10代の頃と変わらぬエモーションと変わらぬ関係性の中で演奏できるピュアネスを抱えたまま、一方で、歴史を重ねたからこそ、そして30代半ばの今だからこそ鳴らせる強さや包容力や抜けの良さや、あるいはこれまでとはまた少し違う新鮮さもある。これからの10年をどう歩んでいくか、それが今まで以上に明確になったし本当の意味でその扉が開かれた、新しい始まりのライブだったと言っていいと、自分には感じられた。

鹿野が今日の最終日に密着して、またMUSICA次号で特集を作ります。今日行く人、楽しんでください。


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2016/7/17

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