松林裕香のインスタグラム(yukapiano_) - 7月1日 03時40分

この頃の私は
人が死ぬなんて思ってなかった。
大好きな家族はいつも傍にいて
ずっと傍にいると思ってたなぁ。
今日 おじいちゃんが、亡くなった。
8時52分、何を最後に考えてたのかなぁ。
おばあちゃんは数年前に亡くなってる。
あの時は、悲しくて悲しくて
骨を入れたペンダントを作ってもらってね、
今もずっと一緒。
おじいちゃーん！
おばあちゃーん！って家に入ると
おじいちゃんはTVを見ながら座ってて、
おばあちゃんはずっと台所を忙しそうに行き来する姿が忘れられない。
何よりも 私を可愛がってくれた2人が
もうこの世界にいないんだって感じたら
この世界が嫌いになりそうになる。
美味しいもの食べると少し気が紛れて笑えるけど
1人になると涙が止まらないし、
美味しいもの食べて笑える自分が悪にも感じる。
人が死ぬ度に 何の為に生きてるのか分からなくなる。
幸せも楽しみも
いつかなくなるのに
なんで皆そればっかり考えて生きるんだろう。
明日 電車の隣に座る人は人生で1番辛いかもしれないし、
その隣の人は、人生で1番に幸せかもしれない。
泣いてる隣で人は笑っていて
その隣の人は泣いている、
なんてのを繰り返すのが
この世界のごくごく自然な日常。
おじいちゃんもおばあちゃんは
どこまでも私に優しくて
どこまでも私に甘くて
私のピアノが大好きだった。
なんで、死んじゃうんだろ。
なんで、居ないんだろ。
会いたいし、今どうしても話したいのに。
最近ね、やっていたバンドを辞めた。
その前後は、なんだかピアノから遠ざかりたくて
人生で1番 ピアノから逃げてる期間だったかもしれないなぁ。
毎日沢山幸せは感じるけど、
私はおじいちゃん おばあちゃん まま ぱぱ
人生を私に投影してまで守ってもらった
私とピアノを、完成させなきゃ。
私と大切な人の繋がりは
いつでもピアノと共にあったから。

私が私である前に
私はピアノを弾くから
その時は おじいちゃん おばあちゃん
一緒に遠くから会いに来てね。

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